ワインの「味わいの表現」には様々なものがありますが、基本的には「酸味・甘味・渋味・苦味・果実味」で構成されています。
そして、これら5つの要素がどのようにバランスをとっているかもポイントです。それに加えて果実味や味わいの濃縮感、ボリューム感、余韻などがあります。
少しハードルが高いと感じてしまう「味わいの表現」ですが、ポイントを押さえればワインショップでワインを買う時や、スタッフから説明を受けている時にどのような味なのかをイメージできるようになるので、今回はこの「ワインの味わいの表現」についてご紹介します。
アタック
アタックという言葉もよく聞くと思いますがこれは味わいの第一印象のことです。一口含んだ時に感じる第一印象なので、ワインのイメージを作る要因の一つともいえます。「フレッシュな」とか「落ち着いた」など、また「強い」、「弱い」などの言葉で表現されることがあります。
味わいのポイント「甘味」
甘味はどのくらい甘いか、もしくは辛口かが表現され、極辛口、辛口、中辛口、中甘口、甘口、極甘口のように分かれています。
基本的に普通のワインは辛口です。酸味がかなり控えめなものは中辛口、少し甘味の感じるものが中甘口、そして甘口とデザートのような甘味を持つ極甘口と段階があります。
味わいのポイント「酸味」
酸味はリンゴ酸などのシャープな酸、発酵由来のまろやかな酸などがあり、強弱の他に「すがすがしい酸味」とか「おだやかな酸味」などと何かしら形容詞がつけられているのでそこからも色々と想像できます。
熟しすぎたフルーツがぼんやりと甘過ぎておいしくないように、甘口ワインであっても酸味がワインの骨格となり、重要なポイントになります。もちろん辛口ワインでもその強弱は重要なポイントです。
味わいのポイント「渋味」
渋味は主に赤ワインで感じられ、タンニンとも表現されます。渋味の質も表現されていて、「なめらかな」とか「ビロードのような」などシルクを思わすような質感に近いほど上質なものになります。タンニンの量は歯茎に感じる渋味の感じ、質はどれだけ滑らかか(ギスギスするか)で判断します。
苦味は渋味と一緒に感じられ、ほのかな苦味はワインに心地良さを加えます。苦味は感じられないこともあるので感じられないと特に何もコメントはありません。 
味わいのポイント「果実味」
果実味は言葉で表現するのがとても難しいのですが、「ワインのフルーツ感、フルーティーさ」と言えばいいでしょうか。
これは香りと通じる部分も大きく、オレンジのような香りがすれば、オレンジのような果実味などと表現されたりします。もちろん原材料はブドウですが、どのような香りと共にフルーティーさをどのくらい感じるかというのが果実味のポイントです。
ボディ
ボディはフルボディ、ライトボディなどと表現されますが、アルコール分とエキスの尺度です。簡単に言うと口の中に含んだ時に強く重たい印象を残すワインがフルボディでライトボディは軽い感じのワインのことです。
バランス
甘味、酸味、渋味、果実味、アルコール分など、どれかが極端に突出しているとバランスが悪くなってしまいます。味覚の要素は相互に関連し合っていて、例えば酸味を甘味はお互いに打ち消し合う作用があり、強い酸味と渋味はお互いに感じ方を強め合います。
わかりやすいのは、甘味と酸味の関係で、甘味を感じても酸味がきちんとあればバランスがとれますが、酸味がないと甘いだけのワインになってしまいます。
低価格でもバランスのとれたワインはありますし、若い時はバランスが悪くても熟成するに連れてバランスがとれていくワインもあります。
余韻
余韻はワインを飲みこんだ後に鼻や口の中に残っている風味の持続時間のことです。良いワインほど余韻が長くなります。
総合評価
最後に味わいを一言くらいでまとめたり、ブラインド・テイスティングなら産地や品種を総合評価します。味わいの成分がどのくらいの強弱か、また、どのように感じるかが味わいの重要な要素になります。
例えば「グレープフルーツのようなフレッシュな酸を感じる若々しいワイン」「桃のような果実味があるが心地よい酸味のあるワイン」の2種類があったらどちらも酸味がありますが、前者のほうが「フレッシュですっきりとしたワイン」のイメージで後者は「ボリュームがあって甘くはないけど酸っぱくもなさそう」というイメージが出来上がります。
例えられているフルーツの甘さもポイントになります。
まとめ
これ以外にも様々な表現が使われていますが、ベースはこの酸味や渋味とそして果実味の表現さえわかれば簡単に想像できるようになると思います。
実際コメントを見てそのワインを飲んでみて、「こうゆうことを言っているんだな」とわかるようになると、どんどん分かりやすくなってきて、失敗せずに好きなワインにたどり着きやすくなるはずです。
