人気ベーカリー「ポワンエリーニュ」に聞いた!ワインとパンの上手な合わせ方


ワインのある食卓に美味しいパンは欠かせませんが、ワインだけでも種類が豊富な中、どのようなパンを合わせていいか難しいと思います。

ただし、ワインもパンも共に発酵させており、職人が手を掛けて作っているという共通点があります。また、ワインの香りには「トースト」や「ブリオッシュ」のようなパンに共通する言葉が表現として使われているので、相性が良いことは間違いありません。

今回、このワインとパンの楽しみ方を、東京駅の新丸ビル地下1階にあるベーカリー「POINT ET LIGNE(ポワンエリーニュ)」のマネージャーを務め、ソムリエとしてワインも提案されている広瀬さんに伺ってきました。

ポワンエリーニュとは?


ポワンエリーニュはソムリエが在籍し、ワインの品揃えも充実しているバール型のベーカリーです。お店の奥のバール「Bar a pain」では、フレンチのシェフが考えたパンに合う料理やワインなどを楽しむことができます。

ポワンエリーニュのパンは全てオールスクラッチ製法で作られています。

オールスクラッチ製法とは、製造過程の短縮や冷凍生地を使用せず、生地作りから成形、焼き上げまでを一貫して行う製法です。また、ポワンエリーニュのパンにはそれぞれストーリーがあります。

どのお客様にどのようなシーンでどんな風に召し上がっていただくか…。愛情を込めて生地からパンを手作り、1つ1つのパンに職人の想いが込められています。

ワインとパンの合わせ方を伺ってきました。


今回、マネージャーの広瀬さんにお話しを伺ってきました。

まず、ワインとパンを合わせるポイントとしては、食感や気泡の大きさが大事ですね。”パンを口に含んだ際にワインを流し込んで、ギュッと噛みしめる…。”このワインとパンを口の中でマリアージュさせることで、パンの食感がひとつのアクセントになるんです。

パンを食べ終わってからワインを飲むのはベターですが、味わいの強いワインであれば、口の中でマリアージュした方が楽しめると思います。

1つの提案として、当店に「十勝バケット」というパンがあるんですが、小麦の香りがとても強く、皮は薄めで中はもっちりとした質感のあるパンなんです。そのパンを口に含んでいる時にワインも口に含み、一緒に噛みしめていただけると味に複雑さが出るんです。

また、当店で人気のあんぱん「アンビザー」。この「アンビザー」にワインを合わせるのであれば「ピノ・ノワール」がいいですね。ガメイでも良いんですが、手軽に手に入るワインであれば、チリ産のピノ・ノワールで楽しんでいただければと思います。

コノスルのピノ・ノワールなんていいですね。

餡にワインを合わせるのは難しいかもしれませんが、和菓子と仮定すると餡にベリー系の相性は非常に良いわけです。例えばイチゴ大福などはいい例かもしれません。その考えから、ベリー系の香りがあってフルーティーなワインであれば相性が良いでしょう。

最後に、ワインは少し特別なイメージがあるので、パンにも少しこだわってみて下さい。特に「食感」に気をつけて選ぶといいと思います。また、焼いた方が美味しいパンは、焼くことで食感に香りが加わるので、よりワインに合いやすくなると思います。

食感がポイントとは以外でした。上手にパンを選ぶことで、ワインとのマリアージュが更に楽しくなりそうです。広瀬さん、ありがとうございました。

ポワンエリーニュで人気のパン


それでは、ポワンエリーニュで人気のパンをご紹介します。

ポワンエリーニュでは、「日本の老舗ブランドになっていきたい…100年以上続けていきたい」との思いから、多くの人に召し上がっていだけるよう価格もリーズナブルなんです。

アンビザー【200円】


アンビザーは細長いセミハードの生地の中にこしあんが入っている「あんぱん」で、長さは約20cm程度です。1日に1000本以上出ることもあるポワンエリーニュで1番人気のパンです。

中に入っているこし餡ですが、このこし餡の作り方にもこだわっていて、非常に細かい漉し器に2回通すことで、滑らかでザラつきのない仕上がりを保ってます。ほんのりオリーブオイルの香りがよく、甘味は淡く軽やかです。

生地にセミハード系を使っている理由は、あんこの”口どけの良さ”にあります。この滑らかで口どけの良い餡を、少しでも長く口の中で楽しんでいただくために、引きの強いセミハード系のパンを使っています。先ほども紹介したように、フルーティーなベリー系のワインと相性が良いでしょう。

ピヨトル【300円】


ピヨトルは、芳醇な味わいを持つ白ワインやスパークリングワインに合わせていただけるよう、フレンチのシェフが考えた、胡桃とレーズンがふんだんに練り込まれたパンです。

レーズンは甘みと酸味のバランスが良いグリーンレーズンを使用。胡桃は生地と同じ分量で配合されていて、香ばしいカリッとした胡桃の食感がアクセントになります。胡桃は全て渋皮を剥いでいるので、えぐみや渋味が口の中に残ることがありません。

表面の食感はカリッとしていて、内部のしっとりとした口当たりのコントラストは絶妙です。薄くスライスして香ばしく焼いて、召し上がっていただいても構いません。

十勝バケット【430円】


ポワンエリーニュのスペシャリテがこの十勝バケットです。

十勝バケットは十勝産小麦粉を100%使用。皮が薄くパリッとしていて中はもっちりしていて、フランスパンのようなガリガリとした食感はありません。非常に上質な小麦を使用しているので、翌日になっても"もちっ"とした食感を楽しむことができます。

ワインと合わせるのであれば、コクのある赤ワインがオススメです。

また、十勝バケットは1日に作れる数が限られているため人気1位になる事はありませんが、リピート率No.1の座を掴み、長くファンに愛され続けています。

まとめ


独自に開発した国産良質小麦をさらに様々な素材と自家ブレンドし、手間を省かないオールスクラッチ製法で1点ずつ丁寧に焼き上げています。

店内はバラガン邸という世界遺産の家をモチーフに、「自然と光」をイメージし、石と木と鉄材を組み合わせたモダン&スタイリッシュなデザイン。ショーケースの中に並ぶパンに敷かれている鉄は南部鉄、壁の石材は大理石やトゥファーを使用したこだわりのインテリア。パンだけではなく、店内各所、お客様が接する細部にまでこだわって作られています。

日常と非日常が入り混じる空間、そして時間帯を問わず、おいしいパンと料理が楽しめるポワンエリーニュ。東京駅に着いたら、香ばしい焼きたてパンの香りに立ち寄りたくなるでしょう。

ポワンエリーニュ
東京都千代田区丸の内1−5−1 新丸の内ビルディングB1
TEL 03-5222-7005
営業時間
平日 11:00〜22:00
土曜 10:30〜22:00
日祝 10:30〜21:00
http://www.point-et-ligne.com/

ポワンエリーニュを創業したオープンハウス副社長、鎌田和彦さんのインタビュー記事

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