美味しいワインが見分けられるオススメの本「おいしいワインの選び方」

はじめに

おいしいワインの選び方がわからない...これは、ワインを飲む方の誰もが一度は悩むことでしょう。ショップ店員さんのおすすめや口コミを参考にしたのに、期待していた味ではなくガッカリすることもあります。

もしかしたら、それは「マリアージュ」がベストではなかっただけかもしれません。マリアージュとは「ワインと料理の合わせ方」。マリアージュがうまくいけば、ワインも料理も両方「おいしく」なります。

つまり、マリアージュを知れば「おいしいワイン」には必ず出会えるということ。それを教えてくれるのは、予備校の数学講師であり、ソムリエでもある杉山明日香さんです。

「理系ソムリエ」である杉山明日香さんの著書『おいしいワインの選び方』には、身近な料理と手に入れやすいワインのマリアージュが多数紹介されており、マリアージュを軸にした「ワインの選び方」を学べる本です。

「いろんなワインを飲んできたけれど、なかなかおいしいワインに出会えない」と悩む方にも、ワイン選びが初めてのビギナーさんにもおすすめの1冊です。

値段にかかわらず柔軟に楽しめるマリアージュ

マリアージュといえば…「雄鶏の赤ワイン煮にはジュブレ・シャンベルタン」、「川カマスのクネルにはプイィ・フュイッセ」と、ついフランス料理とフランスワインの組み合わせを想像してしまいますが、ひとつひとつ覚えてゆくのはキリがありませんし、あまり現実的ではありません。

一方、こちらの本で紹介しているのは、水菜のサラダや肉団子など、身近な料理とワインのマリアージュです。合わせるワインはブドウ品種を基準に説明していますから、値段に関係なくワインを選ぶことができます。

そして何より、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン、やはり合いますね。ツナの旨味を残しつつ、水菜の青みともよく合いますし、スーッと最後にマヨネーズの油も消してくれて、何の違和感もなく、溶け込んでいく感じです。

こちらはフランス・ロワール地方産、ソーヴィニヨン・ブラン種の白ワインと「水菜のサラダ(ツナ・マヨネーズ)」とのマリアージュの紹介文です。ハーブのような青い香りというソーヴィニヨン・ブランの特徴を押さえておく必要はありますが、とてもイメージしやすい説明だと思いませんか?

主なスーパーにはソーヴィニヨン・ブラン種の「アルパカワイン」(600円程度)が販売されているため、すぐに試すこともできますよ。

実はこのマリアージュ、同じソーヴィニヨン・ブランでもより味わいの強いニュージーランド産と合わせると微妙に合わなくなるんです。それでも食材をプラスすればバッチリ合わせられるところまで紹介されています。チリ産のアルパカワインにも似た傾向があるので、この柔軟さはとても参考になります。

イラストでわかる!人に見立てた「ブドウ品種」の特徴

わかりやすい解説とはいえ、スムーズに読み進めるためにはカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど「ブドウ品種」をある程度知らなくてはなりません。

しかし、ブドウ品種を初めて学ぶビギナーさんでもご安心を。各品種の細かい特徴は、人物に見立てたわかりやすいイラストで表現されています。

ワインを人に例える手法は昔からよく用いられていますが、単なるイメージ画ではありません。表情がキリッとしていれば酸味の度合いが強く、厚着であるほど甘味は強いなど、きちんと体系化されたイラストになっているのです。このあたりに杉山さんの「理系」っぽさを感じます。

ワイン通の方にもまた違った視点で楽しんでもらえるのではないでしょうか。

まとめ

マリアージュを知ることで、予算を上げることなく「おいしいワイン」を選べるようになれば、ワインライフがますます充実しますね。

こちらの本はお手軽な新書サイズ。ワイン通のお姉さんとワインを片手におしゃべりする感覚で読めますから、書店で見かけたらぜひお手にとってみて下さいね。

イースト・プレス
おいしいワインの選び方 (イースト新書Q)
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もっと、主体的にワインを選びたい…。私は常々そう思っていますし、多くの人が同じ思いを抱いているのではないでしょうか。家飲みライフがより楽しくなるようなコラムをお届けしたいと思っています。

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