2016年4月のテイスティング


  1. 白ワインテイスティング
    D'or Malbec & Syrah Rose 2014
    ドール マルベック&シラー ロゼ 2014

  2. 赤ワインテイスティング
    Alpha Loire Roche de Feu Touraine Rouge 2012
    アルファ・ロワール ロッシュ ド フウ トゥレーヌ ルージュ 2012

フランス流ロゼの楽しみ方


ロゼは、自由なワインです。正座して飲まなければいけない堅いお酒では決してないので、型にはまらず様々な方法で飲みたいものです。

実際、フランスでは夏休みに、プロヴァンスなどのリゾート地で真っ昼間からロゼが飲まれていたことから、カジュアルな存在のワインとして知られています。教科書では、「ロゼは8-10度で飲む」と記されていますが、中にはグラスに直接氷を入れて楽しむフランス人もいるようです。

また、最近では「ロゼパン」も流行っています。某局の人気アナウンサー(!?) のようにも、聞こえるこの不思議な飲み方、正式名称は「ロゼ・パンプルムース (Rose Pamplemousse)」です。「パンプルムース(Pamplemousse)」はグレープフルーツのことを意味しており、その名の通り、ロゼにグレープフルーツやジュースを絞って入れたもののことです。アルコール度数も下がりますので、さらにさらりと飲めそうですね。

ロワール地方ってどんな場所?


ロワールは緯度48度、フランスの中では高緯度に位置します。それより北はリンゴやナシの産地になりますので、大西洋側で最北のワイン産地と言うこともできます。産地はロワール川流域に横長に広がり、その気候タイプはかなり異なります。海沿いは雨がちで湿度の高い「海洋性気候」、内陸部は寒暖差の激しい「大陸性気候」です。

また中央部はその両方の気候の影響を受けます。このように一つの地方に複数の気候タイプが混在する産地はフランスの中でも珍しく、そのため様々な品種が植えられます。ひとつは気候ごとに適合する品種を植えることが必須ということ、ふたつめに中央部の気候が入り混じる場所ではリスク分散という意味合いがあります。

今回のワインはガメ主体で造られています。この品種はもともとはブルゴーニュ地方のものですが、ときどきロワールでも見かけることがあるのは、もちろん複雑な気候タイプに対応するという理由があるのです。

紫貴あき JSA認定シニアワインアドバイザー/アカデミー・デュ・ヴァン講師。 大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。 記事一覧 / プロフィール
Contents

関連コラム

ソーシャル

  • follow us in feedly
Page Top
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。