春はワインもピンクの季節!ロゼワインをもっと知ろう!

春はやはりロゼが飲みたくなります。

桜にロゼなんて単純すぎるという声もあるかもしれませんが、この季節は色と一緒にロゼを楽しむことも女性なら特にテンションが上がると思います。どうせ飲むならロゼワインについて学んでみたいと思います。

ロゼワインは中途半端なワインではない


ロゼワインとはフランス語のRoséのこと。直訳すればバラ色のワインがロゼワインです。
醸造方法も白ワインのようだったり、赤ワインのようだったりします。原料については黒ブドウを混ぜて造るのが基本ですが、白ブドウも使われています。

この中途半端なスタイルが長い間ワイン好きの間でも嫌われていました。また、ロゼワイン=甘口と言う勘違いをしている方も多くいます。確かに甘口のロゼワインもありますし、ピンク色から甘い味わいが想像されがちですが、実は辛口のものがほとんどです。

しかし、ロゼは様々な料理への適用性が強いことなどから最近はロゼワインへの見方を見直す傾向にあります。良い意味で赤ワインにも白ワインにも似ていることが幸いして、様々な料理との相性が良いのです。

きれいなピンク色が決め手


通常のワインボトルにはワインを変質させる紫外線を避けるため、緑色や茶色などのものが使われています。

ロゼワインの場合は鮮やかなピンク色をアピールするため、透明のボトルを使用しています。ロゼの場合は色がとても大切なので、色のついたボトルだと中身がよく見えず、売れなくなってしまいます。他のどのワインよりも見た目が命です。

ロゼワインの主な醸造法

セニエ法


もっとも一般的なロゼワインの製法です。セニエとは血抜きという意味で、人間の体内から悪い血を抜いて健康を回復させるという昔の民間療法にちなんだ名前です。

赤ワインの造り方とほとんど同じで、他のロゼワインの造り方に比べて色が濃く渋みの強いワインができあがるのが特徴です。発酵タンクに除梗・破砕したブドウを入れて、数時間から2日程度の短いマセラシオン(皮や種の成分を果汁に漬け込むこと)を行い軽く色のついた果汁だけをタンクから抜き取ります。そしてその果汁だけで発酵を続けます。

簡単に言うと、赤ワインのように造り、赤ワインほど色づく前に果汁だけを抜き取ってしまう方法です。

直接圧搾法


黒ブドウを白ワインと同じように除梗・破砕してから絞り、出てきたうっすら色づいた果汁をアルコール発酵させるやり方です。流れそのものは白ワインの造り方と同じです。簡単に言うと、黒ブドウを使って白ワインの造り方で造り、黒ブドウからでてきた少し色のついた果汁でロゼを造る方法です。

ブレンド法


白ワインに少量の赤ワインを足してロゼワインを造る方法です。この方法で造るワインにはあまりまとまりがない為、安価なワインにこの方法で造られたものが多いです。シャンパーニュのような本格的なスパークリングワインの場合はセニエ法で安定した色のロゼを造ることが非常に難しいため、ヨーロッパの高級ワインでは唯一ブレンド法が認められています。シャンパーニュではブレンドした後に熟成させるため、その間にワインが馴染むからブレンド法でもバランスのとれたワインが出来上がります。

まとめ


最近、ちょうど知人に「ロゼワインってなくなったの?」と言われるくらい実は存在感がないロゼなのかもしれませんが、少し色が濃く味わいも濃いものはお肉とも合わせやすく、フルーティーなものは魚とも合わせやすいです。

中途半端ともいわれていましたが、真ん中にいるからこそ幅広い料理に合わせられます。何を買うか迷ったらロゼにしてしまっても良いと思います。

ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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