人類の歴史と共に始まった!神秘的なワインの歴史を知っておこう。

はじめに


ワインにはとても古い歴史があります。ワインは人間が手を加えなくても出来上がる飲み物で、猿ですら発酵している果物を自然に探し求める傾向があるそうです。

人類の誕生とともにワインは飲まれていたと言えるのですが、そう考えると神秘的で歴史の古い飲み物ですね。ワインを飲んでいる時にふとそんなことを考えるのも感慨深くて良いのではないでしょうか。

ワインの簡単な歴史


葡萄の木は、人類よりも古くから自生していたと言われています。それではワインの簡単な歴史をご紹介します。

古代メソポタミア文明


ワイン生産を目的としたブドウ栽培が始まり、エジプトなど地中海沿岸の国に広がりました。ローマ帝国の拡大に伴い、ヨーロッパにワイン造りが広がり、ワイン造りの中心地となっていきます。

ギリシャ・ローマ時代


中近東からワイン造りがギリシャに伝わったのが、ヨーロッパで最初の土地で、紀元前1000年頃にはギリシャでワイン造りが既に栄えていました。酒の神バッカスがもたらしたとされ、ギリシャではワインはとても重要視されていました。ギリシャからイタリア半島にワイン造りが伝わり、ローマ帝国の拡大が北に広がるに伴い、ワイン造りはフランス、ドイツなどにも広がっていきました。

ワインは素焼きのアンフォラに入れられていましたが、ローマ時代には樽に移行していました。紀元直後にはイエス・キリストが「ワインは我が血」と呼び、ワインはキリスト教の象徴とも言われるようになりました。キリスト教の布教により、ミサ用のワインの需要が高まり、ワインはヨーロッパ中に広がって行きました。

中世~近世


当時の学術の最高峰であったキリスト教関連の教会や修道院が大きな役割を担い、ワインの品質向上、地理的拡大をしました。フランク王国のカール大帝がキリスト教とワイン造りを奨励したこともワインが広まるきっかけの一つです。

15世紀末以降の大航海時代には南米、南アフリカ、オーストラリアなどに移住した人々が、ミサ用のワイン生産を新しい土地でも始め、ワイン造りは世界中に広がりました。日本にも戦国時代にポルトガルのキリスト教宣教師達が持ち込み、ワインが伝わりました。

ルネッサンス期の派手な王宮文化の頃には王族や貴族が質の高いワインを求めていたためワインの質は上昇していき、その頃からガラス瓶とコルク栓が一般化し、長期間の貯蔵、熟成が可能な飲み物になりました。新技術によりスパークリングワインも誕生します。

近代~現代


19世紀後半はうどんこ病やフィロキセラがアメリカ大陸から渡ってきて、ブドウ畑に大きな被害が出てしまい苦難の時期でした。

特にフィロキセラはヨーロッパ中のブドウの畑の3分の1を枯死させ大問題となりました。20世紀後半、ワイン生産技術が急激に進歩し、高品質のワインが世界中で造られるようになり、多種多様で様々なワインが造られています。

まとめ


最近ではまたアンフォラで熟成させたワインがでてきたり、原点回帰的な造り方をしているところもあります。

輸送技術も発達して沢山のワインが飲める一番楽しい時代になってきました。新しい技術のものや昔ながらの造り方、色々なワインを楽しみましょう。

ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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