赤ワイン用のブドウ品種カベルネ・ソーヴィニョンから造られる南アフリカ産の白ワインとは?

今回は少し珍しい白ワインをご紹介します。

皆さんご存知の赤ワイン用のブドウ品種カベルネ・ソーヴィニョンですが、そのカベルネ・ソーヴィニョンから造られる白ワインです。味はスッキリしながらもほんのりとコクのある、これからの季節にピッタリの1本です。

アサラ・エステート・ザ・ホワイト・キャブ 2014 

生産国:南アフリカ/ステレンボッシュ

タイプ:白ワイン/辛口

品 種:カベルネ・ソーヴィニョン

生産者:アサラ・エステート

黒ブドウからどうして白ワインが?

今や世界中で愛飲される赤ワイン用ブドウ品種の代名詞カベルネ・ソーヴィニョンですが、この品種から造られる「白ワイン」を飲んで、カベルネ・ソーヴィニョンと当てられる人はいないのではないでしょうか? シャンパーニュでいうところの「ブラン・ド・ノワール」とでも言いましょうか、その味わいは白ワインながらも深みのあるものとなっています。

「そもそも赤ワイン用のブドウ(黒ブドウ)で白ワインが出来るの?」と思いの方へ説明すると...。 白ワイン用のブドウはマスカットのような緑の果皮に覆われています。一方、赤ワイン用のブドウは巨峰のような赤い(黒い)果皮に覆われていて、白、赤各々製法に違いがあります。

白ワインでしたら、白ブドウ品種の果皮を取り除き、搾った果汁を発酵させます。

赤ワインは赤(黒)ブドウ品種の果皮を付けたまま、皮ごと発酵させていきます。そして丁度良い赤色になったところで搾ります。

つまり、赤ワインの赤い色合いは黒ブドウの果皮から抽出されるアントシアニンというものなので、赤ワイン用のブドウであっても、この果皮を取り除くと白ワインが造ることが出来るんです。

風味と味わい

赤ワイン用の黒ブドウで造られることにより、白ワインにしては若干のコクとタンニン(渋み)のあるタイプとなります。

香りは白桃やラ・フランスのような、リッチで深みあるフルーツ香が感じられます。口に含むとミントやライムのような爽快感とバターのようなコクのある余韻が広がります。 この日はワインに合わせて、「鰤かまのハーブ塩焼き」とマリアージュさせてみました。オレガノ、タイムなどハーブとライムの皮を削って魚焼きグリルで塩焼きにします。

搾ったライムとナンプラー、オリーブオイルで作ったソースをかけるとワインの旨みと更に相乗します。 では、男のおもてなしレシピをご紹介!

鰤かまのハーブ焼き

【材料】 

鰤かま 半尾分

塩胡椒 適宜

オレガノ、タイム(乾燥) 適宜

A ライム 1個(約50cc) ※削った皮も入れて香りをつける。

A ナンプラー 50cc

A オリーブオイル 50cc

【1】鰤かまを水で洗い流す。

 

 

 





【2】【1】に塩胡椒、オレガノ、タイムで味付けをして、魚焼きグリルで両面焼く。
 
 
 
 
 





【3】ソースを作る。Aの調味料を合わせる。※食べる直前にかける。


 
 
 
 
 
 
 
 

白ワインですが元々赤ワイン用の品種なので、お魚だけでなくお肉料理とも相性が良いです。この夏BBQなどの際に冷やして、外で飲んでも美味しいでしょう。

少しマニアックなので、スーパーでは見かけることは少ないかもしれませんが、ネット通販ですと「ワインズ東京」さんで取り扱いがあるので、興味のある人はぜひ飲んでみてください。

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JSA認定シニアソムリエ/ワインコーディネーター/ワインセラー
都内フレンチレストランでワイン業務に従事した後に九州へ帰郷。2005年にJSA認定シニアソムリエの資格取得。現在は九州の酒販店のワインセールス業務の傍ら、「フリースタイルワイン&フード」を主宰。主に九州一円でのワインイベントや九州ワイナリーツアーを企画・開催。また、料飲店様向けのワインコンサルとしても活動中。個人的には五島ワイン(長崎)の応援団も勤める。趣味は料理。

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