ブラジルで人気の中甘口赤ワイン「アウロラ サンゲ デボイ スアヴェ」

8月にリオデジャネイロ五輪が開幕となるので、ブラジルで人気の赤ワインをご紹介します。

このワインを造っているアウロラ社は1931年よりワイン醸造を開始した、ブラジル最大のワイナリーです。年間の総生産量は3,800万リットルあり、30種以上のアイテムを生産しています。 元々はアメリカ系のブドウ品種が中心でしたが、1970年代にはヨーロッパ系の品種「カベルネフラン」や「メルロー」も造られており、現在では「シャルドネ」や「ピノノワール」などのワインも生産されています。

4リットルサイズの大容量や大衆向けのスティルワインやスパークリングの他にも、シャンパーニュ製法で造られる「シャンパノワーズ」などもあります。

アウロラ サンゲ デ ボイ スアヴェ NV

生産国:ブラジル

品 種:イザベル、セイベル、ボルドー

タイプ:赤ワイン/中甘口

生産者:アウロラ社

参考価格:950円

現地ブラジルでも圧倒的に人気のある大衆向け赤ワイン「サンゲ デ ボイ スアヴェNV」。サンゲ デ ボイとは直訳すると「牛の血」という意味で、その名の通り少し濃い色合いです。

ブドウ品種は「イザベル」「セイベル」「ボルドー」の3種類。特にメインで使用されているのは「イザベル」と「セイベル」。「イザベル」はアメリカからブラジルに持ち込まれた赤ワイン用品種で、今ではブラジルワインの大半がこの品種から造られています。

「セイベル」はフランスのブドウ栽培学者「アルベール・セイベル」がブドウの害虫フィロキセラの対抗策として交配した白ワイン用品種です。

味わい

Doce(中甘口)とSeco(辛口)の2種類があり、中甘口のタイプはワイン初心者でもスイスイ飲める優しい味わいです。甘口と言っても甘ったるい感じではなく、少し冷やして飲むとシャープさも出ます。タンニン(渋み)は穏やかで、ブドウ本来のジューシーな果実味が味わえます。ワイングラスではなくロックグラスで気軽に飲むのも良いでしょう。

お料理との相性は、特にブラジル料理には欠かせない肉料理「シュラスコ」との相性が抜群です。「ポルトガルのポートワイン」を使用した甘いソースで合わせると、お肉の旨味が膨らみます。

まとめ

ワインは冷涼な地域で造られるのがセオリーです。しかし、あまり知られてはいませんが、赤道の通るブラジルでもワインが造られています。ブラジルは南米でも一番大きな国で、北部と南部の距離も結構あります。

南半球では南に行けば行くほど南極に近づくため冷涼な地域となり、素晴らしいワインが産出されます。この夏はリオ五輪を観戦しながら、ブラジルワインを楽しんでみてはいかがですか?

JSA認定シニアソムリエ/ワインコーディネーター/ワインセラー
都内フレンチレストランでワイン業務に従事した後に九州へ帰郷。2005年にJSA認定シニアソムリエの資格取得。現在は九州の酒販店のワインセールス業務の傍ら、「フリースタイルワイン&フード」を主宰。主に九州一円でのワインイベントや九州ワイナリーツアーを企画・開催。また、料飲店様向けのワインコンサルとしても活動中。個人的には五島ワイン(長崎)の応援団も勤める。趣味は料理。

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