「小公子」から様々なワインを!島根県のワイナリー「奥出雲葡萄園」

今回は島根県雲南市にあるワイナリー、奥出雲葡萄園のご紹介です。園内には併設のレストランや ショップもあり、「ワインパーティー」や「収穫祭」などイベントも盛り沢山のワイナリーです。

奥出雲葡萄園は1990年に島根県の名所、出雲大社から南へ向かった雲南市に設立されたワイナリーです。母体は木次乳業という乳製品を加工する企業で、日本で初めて「パスチャライズ牛乳」を作りました。

実はそのパスチャライズ牛乳の製法「パスチャライゼーション」は、ワインの殺菌法として、今のワイン造りにも活かされています。「パスチャライゼーション」は、ワインでも知られているフランスの細菌学者・ルイ パスツール氏が発見した殺菌法で、牛乳、ワイン、ビール等の栄養成分や風味を損なうことなく、有害な細菌を死滅させる殺菌法です。

奥出雲葡萄園は「自然と共生し、地域と共存していく」をテーマに、ブドウ栽培、醸造、販売まで一貫して行っています。創業当初は山葡萄系の交配品種「ホワイト ペガール種」を使用して醸造していました が、1995年からシャルドネを中心としたヨーロッパ品種の栽培も開始されました。

奥出雲葡萄園の「シャルドネ」は国内の品評会で4年連続入賞するなど大変評価も高く、人気のある1本です。特にバリック(樽)で熟成させた「奥出雲ワインシャルドネ」は非常に人気が高く、即完売してしまいます。

他にもメルローやカベルネ ソーヴィニョンなどの定番の国際品種から、国内で開発された山葡萄系の交配品種「小公子」などにも力を入れており、現在では低農薬や自然農法なども取り入れられ、全体で約4万本ほど生産されています。

奥出雲葡萄園は今後、山葡萄系の交配品種「小公子」を使用した、デザートワインやスパークリングワイン、そして長期熟成させたプレミアムワインの開発にも力を入れていくようです。新たな取り組みに情熱を注ぐ、注目の日本のワイナリーです。

島根県にご旅行の際は、奥出雲葡萄園へ足を運んでみて下さい。

奥出雲葡萄園 

島根県雲南市木次町寺領2273-1

定休日:火曜日

営業時間:AM10:00-PM5:00

 http://www.okuizumo.com/

JSA認定シニアソムリエ/ワインコーディネーター/ワインセラー
都内フレンチレストランでワイン業務に従事した後に九州へ帰郷。2005年にJSA認定シニアソムリエの資格取得。現在は九州の酒販店のワインセールス業務の傍ら、「フリースタイルワイン&フード」を主宰。主に九州一円でのワインイベントや九州ワイナリーツアーを企画・開催。また、料飲店様向けのワインコンサルとしても活動中。個人的には五島ワイン(長崎)の応援団も勤める。趣味は料理。

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