白ワインだけじゃない!フランス・ロワール地方「サンセール」の赤ワイン

出典:sommselect.com フランスのロワール地方に位置する、白ワインの名産地サンセールは、ソーヴィニヨン・ブランを使用したドライでエレガントな味わいが特徴的です。 白ワインで有名なサンセールですが、実は赤ワインがあることをご存知ですか?今回はロワール地方とサンセールの赤、「サンセール・ルージュ」をご紹介致します。


フランス・ロワール地方とは?


ロワール地方はフランスの西部に位置する地方で、古くからフランス宮廷文化が栄えた地方でもあります。その為、現在も沢山の古城が残っている華やかな景観の街並みです。 ロワール地方にはフランス中央部から大西洋まで全長1000kmに及ぶ「ロワール川」が流れており、その川沿いにロワールワインの産地が広がっています。 気候は内陸部と海岸部で多少異なりますが、基本的には海洋性気候の為、冬暖かく、夏涼しい、穏やかな気候の産地です。


サンセールの地域について


サンセールが造られる地域はロワール地方の内陸部で、パリからは南に約170kmのところに位置しています。栽培されているぶどう品種はソーヴィニョン・ブラン種が大半で、サンセールのワインはこの品種から造られる辛口白ワインが90%を占めています。 ロワール地方の辛口白ワインとして代表的なのが「サンセール・ブラン(白)」ですが、19世紀以前はピノ・ノワール種を使用した赤ワインも造られていました。しかし、害虫の被害などの影響で生産量は激減していきました。現在では一部の地域と生産者のみ、上質な「サンセール・ルージュ」が生産されています。


サンセール・ルージュの味わい


サンセールの赤ワイン「サンセール・ルージュ」はピノ・ノワール種100%で造られています。 ピノ・ノワールの代表的な産地、ブルゴーニュ地方よりも冷涼な気候の為、ラズベリーのような酸のある果実味がよく現れています。タンニン(渋み)は比較的に穏やかなので口当たりも滑らかで、8℃くらいの温度で楽しむと食事との相性も相乗します。


まとめ


フランスを代表するワインの産地「ロワール地方/サンセール」。素晴らしい土壌と冷涼な気候から造られる辛口白ワインの影には、同じく上質な赤ワイン、ロゼワインが産出されています。 ごく僅かな生産量なので、見つけた際には是非とも買われてみてはいかがでしょうか?


JSA認定シニアソムリエ/ワインコーディネーター/ワインセラー
都内フレンチレストランでワイン業務に従事した後に九州へ帰郷。2005年にJSA認定シニアソムリエの資格取得。現在は九州の酒販店のワインセールス業務の傍ら、「フリースタイルワイン&フード」を主宰。主に九州一円でのワインイベントや九州ワイナリーツアーを企画・開催。また、料飲店様向けのワインコンサルとしても活動中。個人的には五島ワイン(長崎)の応援団も勤める。趣味は料理。

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