ワンフライパンで作れる「鶏のクネル~赤ワインソース」の作り方

涼しくなり、もうすっかり秋ですね。実りの秋、美味しい食材も多いです。暑い夏から秋へ、料理もライトな味つけから、しっとり味わい深い料理を作りたくなります。

それに合わせて赤ワインが飲みたくなります。この時期はピノ・ノワール系の赤ワインが私のお気に入りになっています。

今回ご紹介する料理は鶏ひき肉をつくね状にし、赤ワインソースで蒸し煮にした鶏肉のクネルです。

ワンフライパンで簡単にでき、カロリー控えめ、お洒落なお料理です。ふっくら優しい味わいの鶏のクネルにピノ・ノワール系の赤ワインが良く合います。

材料:2人分

鶏ひき肉 200g

塩 小さじ1/2

Aこしょう 少々

A醤油・みりん 小さじ1

A赤ワイン 小さじ1

Aニンニク 1片

Aえのき茸(石づき取り除いて) 80g

A長葱 20g

B赤ワイン 70ml

Bみりん 70ml

B醤油 大さじ1 1/2

バター 10g

作り方

【1】えのき茸は細かく切る。ニンニク、長葱はみじん切りにして、鶏ひき肉とAと一緒にボウルに入れ、粘りがでるまでよく混ぜる。 【2】肉生地をボウルに数回たたきつけ空気抜きをして4等分にし、ラグビーボールの形にする 【3】フライパンにBを入れ沸騰したら火を弱め【2】をそっと入れて蓋をして12分程極弱火で蒸し煮にする。 【4】鶏のクネルを取り出し、フライパンに残ったソースに冷たいバターを入れ混ぜながら弱火で煮てトロミをつける。 【5】鶏のクネルをソースに絡め皿に盛り付けソースをかける。ポーチドエッグや温泉玉子を添えても美味しい。  

合わせるワイン

BOURGOGNE CHANSON PINOT NOIR 

タイプ:赤

品種:ピノ・ノワール

造り手:シャンソン・ペール・エ・フィス

綺麗な明るいルビー色でチェリーの香り、口に含むと果実味のフレッシュさを感じ、その後に酸味、甘味、タンニンをバランスよく感じます。ほどよい余韻も少し残ります。

ブルゴーニュのワインは地区や造り手によりワインのできが違い選ぶのが難しいですが、迷ったり、お手頃な価格で選ぶにはお勧めのワインかと思います。

お肉の赤ワイン煮込み、ミートソースにも合いますが、すき焼き、肉じゃが、筑前煮みたいな和食にも合うと思います。

まとめ

クネルという料理はリヨンの郷土料理で魚や肉をすりつぶし、調味料やパン粉を入れ混ぜラグビー形に丸め、蒸したり茹でたりした料理です。

今回ご紹介したお料理はクネルをアレンジしたものですが、鶏つくね生地にえのき茸を混ぜ、赤ワインと調味料で蒸し煮にするので、ふっくら柔らかく仕上がります。仕上げにバターを入れ混ぜるとトロミもつきますが、味がまろやかにコクも増します。

ポーチドエッグや温泉玉子を添えて、割った玉子をソースに混ぜクネルに絡めていただくと美味しいです。赤ワインのソースが、ピノ・ノワール系のワインによく合います。秋のホームパーティーに是非、家ワインと共に楽しんでください。

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料理研究家。東京世田谷で少人数料理教室サロン・ド・ルージュを主宰。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、利き酒師、栄養士。身近な旬の食材で家庭でも作りやすい料理を提案。 お酒全般好きで、ワインも大好き。 得意料理は家にある食材でササっと作るお酒のおつまみ。 家に人が集まる機会が多く、家ワインとおつまみで楽しんでます。

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