11月公開の映画「ブルゴーニュで会いましょう」の試写会に行ってきました!

フランス・ブルゴーニュ地方を舞台に、ワイナリーを営む家族の再生の物語を描いた『ブルゴーニュで会いましょう』が、11月19日(土)より公開されます。

先日、この映画の特別試写会に行ってきました。今回、配給会社でもあるクロックワークス様にも許可をいただいたので、映画の内容を家ワインで少しだけご紹介します。

ストーリーは?


パリで著名なワイン評論家になった主人公は、ある日、実家のワイナリーが経営不振で買収寸前だと聞き、久しぶりに故郷に帰ります。しかし、ワイナリーを捨てて出ていった息子のことを許すことができない父親と衝突。家族とぶつかりながらもワイナリーを再建していくヒューマンドラマです。

ワインが好きな方であれば、実際にこのようなワイナリーの話を聞いたことがあるかもしれませんが、家族や後継者問題、そして恋愛と様々なテーマが折り重なっています。ブルゴーニュ地方の美しい景色を観るだけでも十分価値がありますが、家族と共に心をひとつに通わせていくさまは、心が優しい気持ちになってしまいました。

映画を通してワイン造りを理解する


馬で耕作するシーンやトラクターを使うシーンは、写真では伝わらない臨場感があります。「馬で耕作」というその言葉一つが、どれだけ大変なのか分かるので、ワイン造りに対して理解も深まっていくでしょう。他にも、アンフォラ(素焼きの壺)やブドウを噛むシーン、収穫前にブドウを噛む理由など、ワイン好きなら興奮すること間違いなしです。

ワインについての知識が少しでもあると分かりやすいかもしれませんが、物作りという観点で物事を捉えられる人は、特にワインへの理解が高まるのではないでしょうか。日本酒などに比べてワインは華やかなイメージがありますが、造っているのは結局のところ農家です。世界中どこも後継問題などがあり、考えさせられることが沢山あります。

映画の中で印象的な言葉が一つあります。

「ワイン造りは家族あってこそ。一人じゃむなしい…。」

「家族で収穫の喜びを分かち合う幸せ」を知っているからこそのセリフで、これは普段の食事やワインを飲む時にも当てはまることです。

美味しいワインもワイン造りも食事も、家族や友達がいないとやはり少し寂しいものです。家族で造り上げた愛情あるワインを、日本でもまた愛情を持って飲むことでブルゴーニュとつながることができるような気がしました。

まとめ


この映画は跡継ぎ問題もテーマのひとつです。家族経営の多いこの土地ならではの問題かもしれませんが、日本の伝統工芸、農家でも同じような問題を耳にするので、「モノづくり」を行っている人にも観て欲しい作品です。

劇中でワインを注ぐシーンが何度も出てきますが、その際に聞こえる「とくとくとくとく…」という音がワインの美味しさを引き出しています。この音にも注目してほしいですね。

ワイン好きな方は、観た後にブルゴーニュが飲みたくなること間違いなし!帰りにワインバーに立ち寄るか、ワインを買って家で楽しんで下さい。そしてこの日ばかりはブルゴーニュを飲むことをおすすめします。

「ブルゴーニュで会いましょう」公式サイト

ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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