映画007のジェームズ・ボンドも愛飲しているシャンパーニュ「ボランジェ」の魅力とは?

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今回ご紹介するシャンパンは、映画「007」でジェームズ・ボンドが愛飲することでも知られている「ボランジェ Bollinger」です。

ボランジェとは?

1829年にジャック・ボランジェによって創設され、ボランジェ一族によって運営されている、著名シャンパーニュメゾンでは数少ない家族経営を貫く高級メゾンです。

ボランジェが所在するのはアイ村(Ay)。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にある特級指定されている村で(グラン・クリュ)、中世より銘醸地としてその名を轟かせている有名生産地です。

シャンパーニュでグラン・クリュに認定されているのはわずか17の村のみ。その中でもこのアイ村は特に優れたブドウを産出する村とされており、かつてのフランス国王フランソワ1世は自らを「フランス国王」ではなく「アイの領主」と呼んでいたほどです。

そして、その栄光にあやかろうとしてか、今でも名前の最後に「Ay」と付く地名もシャンパーニュには多いのです。(エペルネイEpernay、アンボネイAmbonnay、ヴェルズネイVerzenayなど)→全てシャンパーニュの著名な産地名です。

最高級のピノ・ノワール

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アイは最高のピノ・ノワールの産地として知られており、そのアイのピノ・ノワールを贅沢に使用したボランジェのシャンパーニュの味わいは一言でいえば「リッチでゴージャス」です。

映画にも登場するということもあって、華やかなイメージもさることながら、味わいの方も裏切りません。

スタンダード・クラスの「スペシャル・キュヴェ」さえも、一部を樽発酵させると言う贅沢な造り(通常はほとんどステンレスタンクで発酵)です。さらに最低3年と言う長期の瓶熟成させています。法的規制では最低15ヶ月なので実に倍以上、これはヴィンテージ・シャンパーニュの法的規制と同じ期間なのです。

「最高のブドウを時間をかけて丁寧に造る」このような理念は長年ボランジェが守ってきたものであり、1992年には「ボランジェ憲章」として世界に発表しているほどです。これがボランジェの安定したリッチさの要因でしょう。

ボランジェの飲み方

そのボランジェをさらに美味しく飲む秘訣は、フルートグラスではなくワイングラスで飲んで下さい。そして、冷やし過ぎてはNGです。少し大げさにいえば、温いくらいの温度がベストです。正直このくらいのことをしなくてはボランジェの真価は決してわかりません。

言い換えれば「スパークリングワイン」では、泡のない「ワイン(スティルワイン)」、それも「赤ワイン」を飲むような感覚で飲んでいただけたら、と思っています。なんといっても、ボランジェに使用しているブドウの7割強は黒ブドウなのですから。

スッキリ・サッパリ、といったシャンパーニュとは正に対極にある、英国スパイお気に入りのシャンパーニュは、これからの季節にピッタリのシャンパーニュです。

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渋谷にある隠れ家ビストロ「Bistro Ku hanare」でソムリエをやっています。趣味も仕事もワイン、という幸せ者です。

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