極上のロゼシャンパンを始め、個性的なラインナップが魅力的なローラン・ペリエ

出典:http://champagnegirlsabouttown.co.uk/

創業は1812年と大変歴史のあるシャンパン・メゾン「ローラン・ペリエ」ですが、1929年の世界恐慌の時はその存続が危ぶまれるほどの経営危機に陥ったこともあります。しかし、現在は同じシャンパン・メゾンの「サロン」や「ドゥラモット」を傘下に置くシャンパーニュ地方を代表する一大メゾンとなりました。今回はそんな歴史あるシャンパン・メゾン「ローラン・ペリエ」をご紹介ます。

ローラン・ペリエの魅力


出典:http://champagnegirlsabouttown.co.uk/

ローラン・ペリエの魅力は中庸の美学とでも言うべき「軽やかなバランスの良さ」と独自の商品ラインナップにあります。

スタンダードキュヴェの「L.P.ブリュット」は決して奇をてらうようなことのない穏やかなスタイル。力強さや派手さといったものはありませんが、キチッと整ったその佇まいは飲み飽きることなく、むしろ飲むほどにその味わいの玄妙さに気づいて頷くことでしょう。

そして出色なのはロゼです。

シャンパーニュ地方では、他産地では禁止されている「赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを造ること(アッサンブラージュ法)」が認められています。シャンパーニュ地方では、この方法でロゼワインが造られることが主流ですが、ローラン・ペリエのロゼワインは黒ブドウのみで果皮をしっかり果汁に漬け込む方法(セニエ法)で造られているのでしっかりと旨味があります。フランスでは「ロゼシャンパンといえばローラン・ペリエ」と言われるほどです。

個性的なラインナップ


出典:https://www.thedrinkshop.com/

メゾンのトップレンジとなる商品もまた個性的です。

「ドン・ペリニヨン」に代表されるように通常各社のトップキュヴェはヴィンテージが入っているものが圧倒的に多いのですが、ローラン・ペリエのトップキュヴェ「グラン・シエクル」はヴィンテージ表記がなく、3つのヴィンテージを混ぜたと言う変わり種です。(例外的に85、88、90年のみ単一ヴィンテージで造られています)

そして、現在多数の生産者が手掛ける糖分無添加の「ノン・ドゼ」シャンパンの走りと言える「ウルトラ・ブリュット」など、他社とは一線を画すラインナップがズラリと並んでいます。

昨今はシャンパンも小規模生産者が増え、個性豊かな生産者も多数でてきて、非常にバラエティに富んだものが数多くあります。そのようなシャンパンと飲み比べると初めはローラン・ペリエに没個性的な感じを抱く人もいるかも知れません。しかし、じっくり飲めばそんなことはないと誰もがわかるはずです。

まとめ


ローラン・ペリエはパッと見の派手さとは無縁のしなやかで、タイトなスタイルは数多くの人に愛され、世界150ヶ国に輸出されている事実がそれを物語っていると言えるでしょう。

スタンダードキュヴェから始めるもよし、大きめのグラスでロゼワインを楽しむのもよし。お祝いの乾杯だけでなく様々なシーンでじっくりと向き合えるシャンパンです。



Bistro Ku Hanare Facebook
渋谷にある隠れ家ビストロ「Bistro Ku hanare」でソムリエをやっています。趣味も仕事もワイン、という幸せ者です。

おすすめの記事

もうワイン選びで失敗しない!良いワインショップ選びのポイントとは?

家でワインを楽しむワイン好きな皆さんは、いつもどこで購入していますか?ワインは重いのでネット通販を利用される方も多いでしょう。しかし、ワイン初心者にとってネット上でワインを選ぶのはなかなかハードルが高いかもしれません。そもそも、実店舗でも通販サイトでも、どのショップで買い物をしたらよいのかということから悩んでしまいます。 そこで今日は、ワイン選びで失敗しないためにも、良いワインショップを見分けるポイントをお伝えしたいと思います。

イタリアワインの格付け「DOCGとDOC」の違いとは?

イタリアワインのラベルやキャップシールに「DOCG」「DOC」という文言を見たことがありますか?この言葉はいったい何を意味しているのでしょうか。 今回はイタリアワインの格付け「DOCG」、「DOC」についてご紹介いたします。 ヨーロッパのワインには品質分類がある イタリアを含む、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国にはワインを品質で分類したヒエラルキーがあり、どの国も大枠は同じようなものになっています。 簡単にいうと、上の分類になればなるほど、厳しい法律が定められていて格が高くなる、またその見返りとして土地の名前を名乗ることが認められているというものです。フランスの最上級の等級はAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)と呼ばれており、それと同じ位置づけにあるイタリアの等級がDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)なのです。

ワイングラスでの乾杯で、音を立てるのはマナー違反?

ビールジョッキでは豪勢を音を立てても良いけれど、ワイングラスで乾杯するときは決してグラス同士をぶつけてはいけない──日本では、それがマナーとして認識されています。 しかしながら、創業250年の歴史を誇る老舗ワインブランド・リーデルは、2011年に「乾杯でグラスをぶつけるのはルール違反ではない」と正式に表明しています。 ただし、繊細な縁同士をぶつけては割れてしまう可能性があるため、正式な乾杯方法は傾けたワイングラスの腹同士をぶつけるのだそうです。 リーデル家10代目当主であるマキシミリアン・リーデル氏も「ワインは色や香り、味わいだけでなく、音も含めて五感で楽しんでくださいね」(参考ページより引用)と発言しており、正しい乾杯方法や奏でられる音色も動画にて確認することができますよ。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.