12月のテイスティング


  1. 白ワインテイスティング
    Chateau Gigognan / Cotes du Rhone Blanc
    シャトー・ジゴニャン コート・デュ・ローヌ ブラン

  2. 赤ワインテイスティング
    CLINE Farmhouse Red
    クライン ファームハウス レッド

パーカー・ポイントって何?


アメリカ人評論家ロバート・パーカー氏が考え出したワインの採点方式です。同氏がはじめた「ワイン・アドヴォケイト誌」に100点満点でポイントを掲載しはじめたのがきっかけでした。当時、このことは世界中に大きなインパクトを与えたのです。

ひとつは、ワインに点数をつけるという発想自体が新しかったこと。(それまではワインは芸術作品のようなものでした、数値化できるものでないという考えが強かったからです)。ふたつめは「100点満点」という点数自体が分かりやすく、消費者から多くの共感を得たことです。パーカー氏に高得点をつけられたワインはたちまち高値に跳ね上がり、「シンデレラワイン」とも呼ばれるようになりました。

一方このパーカー・ポイントに関して非難もあります。「91点と92点の違いは何なのか」「投資用に点数だけを見て購入し、ワイン自体に向き合わず購入する人が増えた」などです。

ジンファンデルの古木


カリフォルニアではジンファンデルの古木を見かけることがあります。接ぎ木のされていない高樹齢のものです。なぜ、このようなブドウ樹が残されているのでしょうか。

1つには19世紀の後半、フィロキセラ禍が猛威を振るう中、カリフォルニアの一部の畑は非常に乾燥しており、フィロキセラが蔓延しえなかったことがあげられます。

2つ目の理由には、「禁酒法」(1920~1933年)の影響があるでしょう。この法律ではミサ用・薬用以外にお酒を飲むことを禁じたために、多くのワイナリーが閉鎖に追い込まれました。しかし家庭用に少量だけ自家消費用として造ることは許されており、その際、ジンファンデルが引き抜かれず残されたのです。ジンファンデルが引き抜きにあわなかったのは、比較的成熟させるのが簡単な品種で、素人でも育てやすかったということがあるからでしょう。

3つ目の理由は、カベルネ・シャルドネが一世を風靡した時代に、ジンファンデルをそれらの品種に植え替える人が多数現れる中で、今回のクラインのように、愛着を持って古木を守った生産者がいることです。

紫貴あき JSA認定シニアワインアドバイザー/アカデミー・デュ・ヴァン講師。 大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。 記事一覧 / プロフィール
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