格付けシャトーにも負けない!安くて高品質なボルドーワイン「クリュ・ブルジョワ」とは?

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クリュ・ブルジョワという言葉を聞いたことがありますか?フランスのボルドー地方、メドック地区の格付けシャトーに続く認証です。

寒くなってきて、赤ワインが飲みたくなってきますよね?特にこの季節はボルドーワインの季節です。格付けシャトーは価格が高くて飲めませんが、ひとつ下のランクのクリュ・ブルジョワであれば、安いものは2000円代から購入できます。

そこで、今回はクリュ・ブルジョワについて学んで、安くて美味しいボルドーワインを知っていきましょう。

クリュ・ブルジョワとは?


クリュ・ブルジョワの正式名称はクリュ・ブルジョワ・メドック(Cru Bourgeois Medoc)です。メドック地区のワインで、格付けシャトーに次ぐランクとして「サン・テステフ」、「ポイヤック」、「サン・ジュリアン」、「リストラック・メドック」、「ムーリス」、「マルゴー」、「オー・メドック」、「メドック」のAOCにあるシャトーの中から認定されています。

もともとは1932年に、1855年のメドックの格付けで格付けされなかったシャトーのうち品質の高いシャトーがワインの仲買人に頼んで作ってもらった格付けで、国家公式のものではありませんでした。

2000年に、「クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル」「クリュ・ブルジョワ・シュペリュール」「クリュ・ブルジョワ」の3つのカテゴリーに分けられ、規定が決められました。そして、2003年に政府が正式な格付けとして初めて発表を行いました。

しかし、公正性に疑問があるとして2007年に無効となり、2009年に再度正式に承認され、2008年ヴィンテージのものから認証として適用されています。

クリュ・ブルジョワの審査方法


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メドックの格付けとは異なり、収穫年の2年後に定期的に審査が行われ、2013年に発売された2011年ヴィンテージの審査では、256のシャトーがクリュ・ブルジョワとして認められています。
2008年からクリュ・ブルジョワ認証と日本語でも訳されているように「格付け」というよりかは「認証」という認識です。審査機関にワインを提出して合格したらラベルにクリュ・ブルジョワの文字をいれられます。

ただし、多くのシャトーが認証されてしまったので、他のシャトーと一緒にされたくないシャトーはクリュ・ブルジョワから抜けたりもしています。

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また、2013年からは偽造品防止のためにオリジナルのロゴマークと識別ナンバーが付けられています。

少し数が多すぎる気もしますが、ある一定のレベルは通過しているものなので品質は安定しています。

実際には、有名な「シャス・スプリーン」や「モーカイユ」などは値段も上がってしまっていますが、他にも安くて美味しいワインは沢山あります。ぜひワインを買う時のひとつの目安にしてみてください。


ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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