実はワイン造りの歴史が長い!ユニークで個性豊かな「大阪ワイン」の魅力

山梨よりも大阪のほうがぶどう栽培が盛んだった時代があることをご存知でしたか?

高温多湿なイメージのある大阪ですが、大阪と奈良の境界付近に降水量の少ない地域にはブドウ畑が広がっています。ワイナリーは緑溢れる場所から、都会のど真ん中までまで幅広く存在し、個性豊かなワインが造られています。

また、「大阪名物の粉ものに合うワインを作る」というユニークさも兼ね備えているのが大阪ワインの魅力です。今回はそんな大阪ワインの歴史と、おすすめワイナリーをご紹介します。

大阪ワインの歴史


大阪におけるブドウ栽培の歴史は古く、明治17年に本格的な栽培が始まり、昭和初期には全国1位の栽培面積を誇りました。現在、大阪で作られるブドウの約9割をデラウェアが占め、収穫量は日本で第3位となりました。

明治40年には大阪発祥の酒類メーカーであるサントリーホールディングス株式会社の創業者・鳥居信治郎氏が赤玉ポートワインを発売し人気を得ました。

戦後、ブドウ畑は宅地や商業地へと変わっていきましたが、ブドウ栽培の技術やワイン造りの文化が現代に受け継がれています。

2012年には、大阪府の6つのワイナリーが結集して大阪ワイナリー協会が立ち上げられました。「多くの人々が気軽に参加できるように」ということから開催されたワインフェスなど、大阪ワイナリー協会の活発な活動によって新しい風がもたらされています。

個性豊かなワインを作り出すワイナリー


一般的に生食用として知られるデラウェアですが、そのワインの美味しさがようやく最近になって注目されるようになりました。そこで、デラウェアを使った大阪ならではのワインを造っているワイナリーをご紹介します。

カタシモワイナリー





大阪名物ともいえるワインが、カタシモワイナリーが作り出す「たこシャン」です。

瓶内2次発酵で作られるスパークリングワインで、デラウェアの甘みや酸味豊かな酵母からくる旨みが加わり、たこやきの甘辛ソースによく合います。




また、たこ焼きを思わせるマルが描かれたオシャレなラベルも魅力的です。

カモシタワイナリー


フジマル醸造所





大阪のど真ん中にワイナリーを構えるのはフジマル醸造所。2階にレストランも併設している都市型ワイナリーが産み出す代表ワインは「テーブルトップ」です。




テーブルトップとはシリーズ名で、デラウェア100%から作られたものや、シャルドネ、マスカットベリー等があります。「いつも食卓においてほしい」という思いを込めて作られているため、どれも日常的な日本の食卓に合う味わいです。また、ラベルは“和”を感じさせ、そばに置いておきたくなるデザインです。

フジマル醸造所


まとめ


大阪に住んでる人でも、ブドウ栽培が盛んだったことは意外と知られていないかもしれません。ワイナリーは見学をさせてくれるところもあるので、大阪観光に来た際には足を伸ばしてみるのもいいですよね。他にも、ブドウの収穫の季節にはぶどう狩りもできます。

大阪ならではの粉もの料理とワインのマリアージュ、ぜひ堪能してみてください。

ワインを飲み続けて15年。建築関係の仕事をしながら、ライターとしても活動中。ワイン片手に読んでいただけるようなお話をお届けします。犬好き、コーヒー好き、ハワイ好きもちろんワイン好き。未来の夢はハワイに住むことです。

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