覚えておきたい!注目の南アフリカワインで使われている主なブドウ品種7選

南アフリカでは1980年頃からボルドーブレンド(カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、カベルネ・フランのブレンド)と南アフリカ独自のケープブレンド(ピノタージュ主体のブレンド)のワインが造られています。

ブドウ畑の総面積は約10万haで、そのうちの55%が白ワイン用品種、45%が赤ワイン用品種です。1990年代には白ワイン用品種の割合が85%ほどでしたが、この20年ほどの間に赤ワイン用品種のほうが増加しています。

南アフリカ産のワインは、様々な場所で見かけるようになってきたので、今回は南アフリカワインの主要ブドウ品種についてご紹介したいと思います。

南アフリカワインの主要なブドウ品種

シュナン・ブラン

古くから栽培されていて、南アフリカにて栽培面積が最大のブドウ品種ですが、最近は減少傾向にあります。辛口、甘口の白ワインから、スパークリングワインまで幅広く造られています。別名は「スティーン」ですが、現在、ほとんどその言葉は使われることがありません。

1990年代からシュナン・ブランが世界市場で認められるため試行錯誤し、現在、高品質のシュナン・ブランを生産している生産者は果実味とオーク樽とのバランスを大切にして、樹齢の高いシュナン・ブランからワインを生産しています。

ソーヴィニヨン・ブラン

18世紀の頃から広く栽培されています。冷涼な産地での栽培に成功し、人気が復活しています。国際的な品評会で高い評価を得たこともあり、栽培面積も増えてきています。

ニュージーランド産ともボルドー産ともまた違う、フレッシュで果実味豊かだけどバランスがよく果実味やアロマが前面に出すぎていない、低価格でも落ち着いた味わいのソーヴィニヨン・ブランを産出しています。

シャルドネ

世界中で様々なスタイルでワインを造っているシャルドネですが、南アフリカでもまた、様々なスタイルでワインを造り出しています。また、キャプ・クラシックという瓶内二次発酵のスパークリングの原料としても使われています。

白ワイン用ブドウだと他にも、コロンバールやマスカット・アレキサンドリア、ケープ・リースリングやヴィオニエなどもあります。コロンバールは生産量が2番目に多い品種ですがほとんどがブランデーの原料になっています。

ピノタージュ

ピノ・ノワールとサンソーの交配品種で南アフリカを代表する品種の一つです。一時期は輸出の量が上がりましたが、それと同時になんの特徴も持たないピノタージュがたくさん出回り、評価を上げることができませんでした。

しかし、現在ではテロワールを反映した品質の良いワインが造られています。また、ピノタージュが30~70%ブレンドされているワインのことをケープブレンドと呼びます。

カベルネ・ソーヴィニヨン

スパイシーで力強い味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンは高い評価を得ていて、南アフリカのテロワールにも適しています。ボルドーのようにブレンドされたり、シラーズと一緒にオーストラリアのようにブレンドされたりします。

シラーズ

暖かい気候に向くシラーズはオーストラリアのように一気に広まり、この10年で栽培面積が2倍に増えました。

メルロー

単一品種でプレミアムワインも生産されていますが、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされて使われることも多いです。

まとめ

赤ワイン用品種はその他にもルビー・カベルネやサンソー、ピノ・ノワールがあります。 南アフリカの印象が一番強い品種はやはりピノタージュとシュナン・ブランですね。

暑い国という印象がありますが、意外にも気候は冷涼で上品でバランスのとれたワインが多くあります。価格が今後高騰するのでは、と言われているので高騰する前に沢山飲んでおきたい国のワインの一つです。

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ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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