シャンパンの中でも手軽な価格の「ランソン」。その魅力は製法に隠されていた!?

出典:https://www.designmynight.com/

今回ご紹介するシャンパンはランソンです。毎日飲むにはシャンパンは高価ですが、そんな中でもランソンは比較的手頃な価格で手に入りやすいシャンパンではないでしょうか?

リーズナブルでありながらも、100年以上前から英国王室御用達になっており、現在はスウェーデンやスペインの王室にも献上されていると言う大変に歴史のある格式の高いメゾンです。

ランソンの魅力はその製法にあり

ランソンの最大の特徴は「マロラクティック発酵(MLF)を行わない」ことに尽きます。 「マロラクティック発酵」というのは乳酸発酵のことで、アルコール発酵の後に起こる発酵です。これが起こるとワインにあるリンゴ酸が乳酸に変わり、酸は滑らかでクリーミーになるため、大抵のシャンパーニュ・メゾンが行なっています。

他産地のスパークリングワインと比べて、シャンパーニュは特に酸の強いワインなのでこの技法が積極的に行われます。しかし、その酸をまろやかにすることを認めず、素材の持ち味を活かすのがランソンの醸造上のポリシーなのです。

しかし、マロラクティック発酵を行わないで酸を落ち着かせるには長い瓶熟成が必須となります。そのため、熟成期間を長く取り、通常のキュヴェ「ブラック・ラベル」にもリザーブ・ワイン(古い原酒)を多く使用して、酸の鮮やかさを保ちながらリッチさも同時に確保しています。

これらはコストも手間もかかる方法ですが、それでも醸造ポリシーを貫いて、同時にリーズナブルな価格に抑えています。

まとめ

コクのあるまろやかなシャンパーニュは美味しく感じます。しかし、シャンパーニュのシャンパーニュたる所以は、キレのある酸と強靱なミネラルにあるとしたら、ランソンほどシャンパーニュらしいシャンパーニュはありません。この時期は非常にお求めやすい価格でも見かけるので、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

アサヒビール
ランソン・ブラックラベル・ブリュット・ギフト 白 750ml [フランス/スパークリングワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
Amazonで見る

Bistro Ku Hanare Facebook
渋谷にある隠れ家ビストロ「Bistro Ku hanare」でソムリエをやっています。趣味も仕事もワイン、という幸せ者です。

おすすめの記事

1,000円台で味わえる!アウトドアにおすすめなイタリアワインをテイスティングしてみた

イタリアワインが飲み手の心を掴んで離さないのは、飲むたびに新しい発見があるからではないでしょうか。豊かなテロワールと多様なアイデンティティゆえに、フランスワインとは異なる魅力を発揮しています。春夏秋冬を通じて楽しめるイタリアワインですが、今回はこれからのシーズン、特にアウトドアにぴったりなワインを見つけたのでご紹介します!屋外でのワインの楽しみ方にも触れてみたいと思います。

アウトドアでワインをもっと手軽に美味しく。エコで軽量な真空ボトルが大活躍!

キャンプや海などのアウトドアで楽しむお酒は格別ですよね。冷やさなくても美味しく飲めるワインは、アウトドアに是非持っていきたいお酒です! とはいえ、ほとんどのワインボトルはビンなので重く、荷物もかさばってしまいがちです。更には、いざ飲もう!という時に、ソムリエナイフが無くてコルクを開けられなかった……なんて経験はありませんか?「もっと手軽にワインを楽しみたい!」今回はそんな悩みを解決してくれる、割れずに軽量で、洗えば何度でも使える画期的なワイングッズ「真空ハジーボトル」をご紹介したいと思います。

ミディアムボディ、フルボディ、ライトボディはどういう意味?ワイン初心者の悩みを解決!

ワインの世界は、初心者の人からすれば、ウンチクが多く謎だらけという方も多いのではないでしょうか?また、ワインに興味があるけど、恐怖心を抱いて一歩踏み出せない人もいるはずです。 でも、だいじょうぶ。今回はワイン初心者が抱く疑問や悩みの中から、よく耳にする疑問や質問から紐解いていこう。これは定番ともいえる疑問・質問なので、是非覚えておいておこう!

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.