西麻布の二つ☆創作和食屋さん ~男のワイン飯vol.12~


5月の赤ワイン「Fiano Puglia」 × 男のワイン飯「アボカドのお手軽和風グラタン」

急に夏のような暑さがやってきたかと思えば、翌日には冬!?のような寒さと今年は変な気候だなと思いつつ、もう5月。

歳をとればとるほど、時間が過ぎるのは早い!と思いながらも、スローな時間を楽しんでいきたいと新芽を見ながら、ワインを飲んでます。
たまに変な日が出てきますけど、基本的には過ごしやすくて、いい季節ですよね。

今回の「男のワイン飯」はちょっと不思議な味を楽しめる白ワイン「Fiano Puglia」をもって、西麻布にやってきました。

ワイン飯が始まって、初めての和食屋さんです。

塩や砂糖、味醂などを殆ど使わず、食材本来の味や旨みを大切にした創作和食はミシュランガイドで、二つ星の技。
そう、いつかは行ってみたい!「料理屋こだま」さんです。


暖簾をくぐり、靴を脱いであがれば、そこには大人が楽しむ和空間が広がっていました。

美しい漆の赤が艶やかに広がるカウンター、ゆったりと等間隔に並べられた無垢の椅子、隅々まで綺麗にされてるこの空間はまるで和服を纏うかのよう。

背筋をピンと張りたくなる、でも、くつろぐ。

心を落ち着かせて、食を楽しむ。

「料理屋こだま」さんの料理は
所謂、料理の枠というものに縛られず、創出された独自の料理は見た目、味を含めて、その世界観はまさに芸術の域。
そして、素材の味を大事に、自然と調和することを心がけられていて、体にストレスを感じさせない、やさしい料理を食せられる。

そんな、こだまさんの料理をリアル「美味しんぼ」の至高の料理とも比喩する人もいるぐらいです。

遂に来ちゃいましたよ「料理屋こだま」さん!


家ワイン(以下、家):「今日はよろしくお願いいたします。」
料理屋こだま(以下、こ):「こちらこそ、宜しくお願いいたします。」

家:「素敵なお店ですね。いい緊張感とくつろぎ感がとても居心地いいです。」
こ:「ありがとうございます。ゆったりとお食事にむきあって楽しんでもらえればなと思っています。」
家:「以前から評判を伺っていて、いつか来させていただきたいなと思っていました。今日はありがとうございます!」
こ:「それは嬉しいですね。お役に立てるか分かりませんが宜しくお願いいたします。今日は家庭でも出来る料理ってことですよね?」
家:「そうなんです。家ワインで5月にお届けする白ワインと一緒に楽しんでいただける料理を教えていただきたいです。」
こ:「了解いたしました。それではまず、ワインをテイスティングさせてもらってということになりますね。どんなワインなんですか?」
家:「イタリアは南東側にあるプーリア州で作られた白ワインです。まずは是非、テイスティングをお願いします。」

店主の小玉さん

こ:「中々個性的なワインですね。香りはまろやかなんですが、ん~何て言うんでしょう、、、日本酒で言えば古酒のような感じでしょうか。面白いと思います。」
家:「古酒ですか?その表現も面白いですね。」
こ:「あくまで感じとしてですがね。個性的ではあるんですが、かといって飲みにくいわけではなく、むしろ次々に進むワインだと思います。ん~説明が難しいですね。笑」
家:「お伝えになられたいイメージは分かります。所謂、サラサラとしたスッキリワインではないですね。」
こ:「そうですね。あぁ、こういうワインも提供されるんだと思いました。」
家:「家ワインでは青山にあるソムリエスクールのAcademie du Vinさんに、色々な土地のワインの味を楽しんでもらえれば良いなと思ってセレクトしていただいています。なので、もちろん、あっさりとしたワインから重厚なワインまで、その季節によって提案が変わってくる感じですね。その中からお客さまの好きなワインのタイプを見つけてもらえれば嬉しいなと思っています。」
こ:「なるほど、そういうコンセプトなんですね。もう少し、テイスティングさせていただきますね。」

今回のお届けするワイン「Fiano Puglia」はプーリア州の南西、ミネラル豊かな土壌と海から吹く風に恵まれた大地の恩恵をたくさん受け、洋梨のような果実の香りをぎゅっと詰め込まれたフレッシュな味わいながらも、樽で熟成された風味を存分に楽しめるワインです。

こ:「すごく複雑な味というよりは明確でシンプルな味わいですよね。喉を通るころにリンゴのような酸味が残る感じがしますね。」
家:「分かりやすいといえば、分かりやすいかもしれません。でも楽しいワインだと思います。」
こ:「そうですね、その辺りはイタリアだな~と思いますね。笑」
家:「これに合わせる料理といったらどんな感じにします?というのが今回のお願いです。」
こ:「さっきから考えながら、飲ませていただいているんですが、魚介でシンプルにという感じではありませんね。お互いにマイナスにしかならないと思います。チーズとかを使って、コクと塩分が強い方がいいでしょうね。」
家:「なるほどです。このワインがより美味しくなるレシピを教えてほしいです!」
こ:「和食がいいですかね?繊細な料理となると難しいかもしれません。アボカドのグラタンのようなものはどうですか?味付けは味噌とゴマです。」
家:「味噌とゴマですか?」
こ:「そうです。ワインのクセが強いので、味噌とゴマのコクがとても合うと思います。チーズで包むので、まろやかになりますね。シンプルですごく簡単に出来ます。」
家:「なるほど、確かにあっさりめの料理は合わないかもしれませんね。想像つかない部分もありますが、楽しみです。」
こ:「オーブンがなかったとしても出来るんで、多分、どのお家でも出来ると思います。」
家:「そういうのは嬉しいです。よろしくお願いします!」


オープンカウンターで待つこと15分。
料理の一部始終を拝見させていただき、超かんたん!その中でも、丁寧なお仕事が見えたことにちょっとした感激を受けました。

家:「終止拝見させていただきましたが、ものスゴく簡単ですね!」
こ:「ですね。でも、これぐらいじゃないと家では中々出来ないかなと思いまして。」
家:「そうかもしれません。特に主婦の方には嬉しいと思います。」
こ:「是非、お召し上がりください。」

それではまずは白ワインを一口。
ん~、児玉さんが古酒のようなといった表現が少し分かります。説明がむずかしいですが、皆さんも多分、そう感じると思います。

こんがり焼けたチーズと青々と綺麗な色をしたアボカドをパクリ。

家:「あぁ、なるほど!といった感じがします。ワインにあいますね!ワインにあわせてもらっているんで、そうなんですけど(笑)」
こ:「良かったです。結構、塩分を感じると思いますが、お塩は一切使っていません。お味噌にもチーズにも塩分を含んでいるんで。」
家:「そうなんですね。でも、この塩味がこのワインを次に進める気がします。得てして、塩分が強い料理の方がお酒には合うのですが、このワインには得にそう感じますね。」
こ:「個人的にですが、ゆっくり静かに味わっていくワインではないと思うんです。何ていうんでしょう、もっとイタリア的な飲み方というか、、、豪快に楽しくっていった感じでしょうか。」
家:「そうかもしれませんね。個性が強い分、ワイン単体でゴクゴクといった感じではないかもしれませんが、料理とあわせることによって、次々いけるワインになりますね。」
こ:「いや、美味しいですし、面白いワインだと思いますね。最後にふわっとでる果実感の余韻がいいですし。」
家:「ありがとうございます。しかし、チーズと味噌って合うんだなと、少しビックリしてます。イタリア人に食べさせてみたいですね(笑)」
こ:「そうですね。今日は普通のとろけるチーズを使っていますが、ワインに合わせてチーズを変えてもいいです。また違う味に変わるので。イタリアの方がどういう風に感じるかは分からないですが、、、(笑)」


日本人には馴染みの深い味噌。
過去のワイン飯でも隠し味で、たまに味噌が登場するのですが、今回はより表に出て来ています。

これがこのワインにはよくマッチしていて、「マリアージュ」といった、ちょっと高貴な表現ではなく、もっとカジュアルに「ん!おいしい~!」って楽しめる。

オーブンか魚焼きグリルがあれば、どなたでも出来るので、忙しい毎日の中でも簡単に作っていただけると思います。

まさに「男のワイン飯」です。

是非、アボカドと味噌ごまグラタンと一緒に楽しんでください。

「料理屋こだま」さんはレシピ本も出版されています。
ミシュラン二つ星の家庭レシピを是非!


今回、レシピをいただきました
「料理屋こだま」

西麻布にある隠れ家な和食屋さん。
素材の味をいかした創作和食は驚きと感動を感じられ、見た目、味、全てをもって芸術とも呼べる域にあり、ミシュランガイドで二つ星の評価を得る。
落ち着きを感じられる店内に広がるオープンキッチンからは調理の全てが見られ、料理を口に運ぶまでの全てを楽しめます。
フランス産をはじめとしたワインも取り扱っているので、ワイン好きの皆さんには是非、和食とワインの組み合わせを楽しんでみてほしいですね。
西麻布の創作和食と言えば、このお店です!

料理屋こだま
TEL : 03-3408-8865
住所 : 東京都港区西麻布1-10-6
→ 東京メトロ日比谷線「六本木」駅 徒歩10分
営業時間 :
18:00-22:00(L.O.20:00)
定休日 : 不定休
WEB: http://www.ryouriya-kodama.com/

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