「シャルドネの魔術師」が造るリーズナブルで完成度の高い白ワイン

今回ご紹介するのは、南仏よりマルサンヌ種とルーサンヌ種を使った、リーズナブルながらとても完成度の高い一本「ギュファン・オ・シュド  マルサンヌ/ルーサンヌ」です。

造り手の話

生産者はベルギー人のジャン・マリー・ギュファンさん。ブルゴーニュで「ヴェルジェ」という白ワイン専門のネゴシアンを営んでおります。ブドウ栽培はせずに買いブドウのみを使い、北はシャブリから南はムルソーやピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェといった様々な銘醸地の白ワインを造っています。

南のマコネ地区では、自らの名を冠した「ギュファン・エナン」という名のドメーヌも営んでおります。こちらは自社畑のみで栽培から醸造まで全てを管理しており、シャブリやムルソーといった銘醸地にも全く引けを取らない白ワインを造っています。そんな彼に付いた呼び名が「シャルドネの魔術師」もしくは「白ワインの魔術師」。

高級ワインを産する地区ではなく、どちらかといえば安価なワインを産するマコネ地区において自らの名を冠するドメーヌ名を付けるところに、この人のワインに対する姿勢が伺えるような気がします。

その彼がもう一つ自らの名を冠したドメーヌが、この「ギュファン・オ・シュド」。マコネよりさらに安価なワインを産するヴォークリューズ地区で、それもシャルドネではないブドウを使っていますが、そのクオリティは健在です。そして南仏では赤ワインも造っています。

ワインの特徴

色合いはやや濃いめの黄色で透明感が高くキレイな印象。香りは南仏のワインらしく完熟した様々なフルーツ、グレープフルーツやレモン、そして少し桃のニュアンスも。それと共に濡れた石のような香りも感じます。

味わいはルーサンヌやマルサンヌという、ボヤッとした印象になりがちなブドウを使いながらとても締まりのあるもの。暖かい産地のワインらしく果実感は十分にありながら、だらしない味にならないのは、引き締める酸や塩みのあるミネラル感のおかげです。

この価格帯の南仏の白ワインで、これ程のレベルのワインはそうそうないと断言出来ます。白ワインの魔術師は南仏においてもその手腕を遺憾なく発揮している、と言ったところでしょうか。この夏は冷蔵庫に常時ストック!そしてヘビーローテション!がオススメです。

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