世界でも指折りの一本!濃厚さや果実味だけではない南仏のピノ・ノワール

今回ご紹介するのは、濃厚さや果実味だけではない、南仏のピノ・ノワール「テラス・ド・ギレム ピノ・ノワール」です。この価格帯のピノ・ノワールでは、世界でも指折りの一本と言えるワインです。

テラス・ド・ギレム ピノ・ノワールについて 

出典:http://www.idealwine.net/

フランス南部に位置するラングドック地方は、安価な赤ワインの生産地でしかありませんでした。そのラングドックで、「ラングドック最初の高級ワイン」という地位を築いたのが、ムーラン・ド・ガサック社です。

1978年に「マス・ドーマス・ガサック」をリリース。このワインは、イギリスやフランスのワインジャーナリスト達にボルドーのトップシャトーと比較されるほどの高評価を与えられ、一躍その名を世界に轟かせました。

その造り手が造るデイリーワインが今回ご紹介する「テラス・ド・ギレム」シリーズです。

ムーラン・ド・ガサック社は、ピノ・ノワール以外にも、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランから造る白ワインや、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなど多数のブドウ品種でワインを造っており、「マス・ドーマス・ガサック」で培った哲学は、このクラスのワインにもしっかり活かされています。

温暖で豊富な生産量を誇るラングドック地方

ラングドック地方は、フランスワインの約40%を生産する広大な産地です。温暖な気候はブドウ栽培に適しており、多数のブドウ品種、そして豊富な生産量を誇ります。

また、温暖な気候、豊富な生産量という2つの特色が理由で、アルコール感や果実味が強過ぎる複雑味に欠けるワインが多く、安いワインの生産地でしかなかったという歴史があります。

しかし、このテラス・ド・ギレム ピノ・ノワールは、「ラングドック地方のワインは安ワイン、ましてやピノ・ノワールなんて!」という先入観を覆してくれるクオリティがあります。

ワインの特徴

色は明るいルビー。南仏らしく、ピノ・ノワールにしてはやや濃い目の色調です。

香りは強過ぎない抑制の効いたもので、カシスやチェリーなどの果実に胡椒のようなスパイス感もあります。暖かい地域で育ったピノ・ノワールは、果実味が強く、ジャムっぽいものが多いのですが、このワインにはそれが当てはまりません。むしろ冷涼感を感じるほどです。

味もまた、均整のとれたバランスの良い仕上がりとなっています。まず優しい果実味を感じながら、程よいタンニンがそれを支え、最後は穏やかながらもしっかりした酸が全体をまとめる、といった感じになっています。

この価格帯のピノ・ノワールで、こう言った味わいは初めてです。

飲み口が良く、カジュアルさが満載なのですが、それでいて品が良くカチッとまとまっていている味わいです。

これなら暑い季節にも美味しく愉しめます。しっかりと冷やしてから飲み始めるのがオススメですが、温度が上がってもダレることなく楽しめるので、色々な温度帯で試していただきたいです。

合わせる料理

この時期の食べ物なら、何と言っても鰹のタタキがベスト!果実味たっぷりのピノ・ノワールを合わせたら、目も当てられない結果になりますが、このワインなら大丈夫。

暑い季節はスパークリングワインや白ワインに手が伸びがちですが、テラス・ド・ギレム ピノ・ノワールのように冷涼感のある、冷やして美味しい赤ワインと、それによく合うお料理で暑気払いというのも良いものですよ。

ぜひ家飲みワインのレパートリーに加えてくださいね。

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