ワインの王、ロマネ・コンティを生み出すDRCとは?

ワインの価格は、とても安いものから何百万とする高価なものまで様々です。その中でも間違いなく高級ワインの一つであるロマネ・コンティ。

名前だけは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?飲める機会はなかなかないかもしれませんが、今回はロマネ・コンティやDRCについてお伝えしようと思います。

ロマネ・コンティとは?

ロマネ・コンティとは、フランスのブルゴーニュ村にあるロマネ・コンティという畑のワインです。畑はもちろんグラン・クリュ(特級)に格付けされています。

紛らわしいのですが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティという会社が単独でその畑を所有しています。ですので、ブルゴーニュでよくある「同じ畑だけど造り手が違う」ということは起きず、ロマネ・コンティと言ったらDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が生産したものしかありません。ブルゴーニュですからもちろんピノ・ノワールです。白ワインはありません。畑は1.8haととても小さく、年間で平均して6,000本ほどしか造られません。なのでとても希少価値があり、また高品質な味わいから100万円以上もする高値で販売されているのです。

DRCとは?

ではそのロマネ・コンティを造るDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)とは何者なのでしょうか?

中世、現在のDRCが所有している畑、ロマネコンティやロマネ・サンヴィヴァンのほとんどは「サン・ヴィヴァン修道院」が、そしてリシュブールやラ・ターシュの一部は「シトー修道院」という修道院が所有していました。そして競売にかけられたこの畑は1760年、コンティ公が所有者になりました。

フランス革命時には名前の変更や畑の細分化の危機にあいますが、なんとかその危機を回避します。1869年、ドメーヌは買い取られ、1942年には正式に会社組織に移行しました。現在ではヴィレーヌ家やルロワなど10人の所有者がいます。

栽培方法はオーガニック

実は何年も前からビオディナミの栽培方法を取り入れています。いわゆる「オーガニックワイン」と言われる部類にも入ります。除梗はせず、ヴィンテージの個性を表現するような造り方をしていると言われています。

また、全てのブドウの樹の樹齢が高いことも個性の一つです。昔のブルゴーニュがそうであったように長期熟成型で飲み頃を迎えるまでに何十年もかかります。

また前述したように取引価格がとてつもなく高いことも個性の一つではないでしょうか。

「みんなで少しずつお金を出して購入する」なんてことすら敵わないくらい高値のロマネ・コンティを始めとするDRCのワイン。飲む機会があったら、ぜひ、最良の環境でじっくりとその味わいをお楽しみください。

ソムリエ。レストラン、ワインショップ、ワイン輸入会社の勤務を経て、現在はオンラインのワインサロンを主宰しながら、様々な場所でワイン会を開催。サロンをして開業できるように準備中。ワインの楽しさを沢山の方に伝えていきたいです。

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