オーストラリアでレスベラトロールが通常の50倍含まれたワインが誕生!

赤ワインを飲むとアンチエイジングに効果的である。ということは、良く知られています。

それは、レスベラトロールというポリフェノールに老化や病気予防、アンチエイジング効果があると注目されているからです。そこで、今回はこのレスベラトロールを多く含んだワインが、オーストラリアで開発されたので、ご紹介いたします。

そもそもポリフェノールってどんなもの?

まず、赤ワインには、数種類のポリフェノールが含まれています。

・カテキン(血中コレステロールの調整)

・アントシアニン (血行を改善、視力回復)

・タンニン(肌の引き締め)

・レスベラトロール(細胞を若々しく)

ポリフェノールとは、植物の持つ、苦味や渋味、色素成分のことをいい、植物が光合成をする過程で作られます。ブドウが持つポリフェノールは皮や種に含まれており、虫からの攻撃や、紫外線・光合成によって発生する活性酸素(毒性の強い酸素分子)を無毒化し、自らを守る役割を果たしています。これを、ポリフェノールの持つ抗酸化作用といいます。

では、ポリフェノールの抗酸化作用は、人の身体にどのように影響を与えているのでしょうか?

活性酸素は、呼吸によって取り入れた酸素分子が体内で酸化することにより発生します。また、呼吸だけでなく日々のストレスや紫外線の影響によっても発生します。

体内の活性酸素が多く発生すると、ニキビやシミとなって現れ、肌を老化させていきます。また、活性酸素が増え続けることで、肌の老化を飛び越えてがん細胞を発生させることもありますが、これらを防いでくれるのが、ポリフェノールの持つ抗酸化作用です。

ポリフェノールには、抗酸化作用だけでなく、血中のコレステロールの調整や視力の回復など、様々な効果が期待できます。これらのポリフェノールは、もちろんブドウ以外の植物から摂取することも出来ます。例えば、緑茶やブルーベリーが代表的ですね。

では、どうして赤ワインが、特別アンチエイジング効果があるとして注目されているのでしょうか。

赤ワインにのみ含まれるポリフェノールの正体

赤ワインに含まれるポリフェノールの一種、「レスベラトロール」は、ピーナッツの渋皮や、ラズベリーからも抽出されますが、ブドウの茎や皮から抽出されたレスベラトロールが、ひときわ効果が高いとして注目を集めています。

近年の研究・実験から、ブドウから抽出されたレスベラトロールは、体内のサーチュイン遺伝子(長生き遺伝子)を活性化し、老化抑制効果が期待できると証明されています。

まさにレスベラトロールこそが、赤ワインだけに含まれるアンチエイジング成分なのです。

肌の弾力だけでなく、血管の弾力性や柔軟性に効果的に働きかけるレスベラトロールを摂取することことで、肌の若返りに繋がるんです。

レスベラトロールが通常の50倍含まれたワインが誕生!

レスべラトールが効果を発揮するには、最低100mg以上の摂取が必要であるといわれていますが、赤ワイン1本(750ml)におよそ1mgしか含まれていません。

赤ワインからレスベラトロールを十分に摂取するには、何本飲まなければいけないの!?という状況でしたが、ワイン造りに変化を恐れない国、オーストラリアで造られた新しいワインに注目が寄せられます。

「すごくカラダに良い成分なのに、少ししか含まれないのなら足せば良い」

という考えのもと、研究を重ねた西オーストラリアのワイナリーJarrah Ridge Wineryから、ブドウの茎や皮から抽出したレスベラトロールを赤ワインに追加注入した「Blossom Red Resveratrol」が今年誕生しました。

なんと、1本(750ml)のワインにレスベラトロールを50mg配合。来年には、100mg配合出来るように研究中だそうです。

気になるワインの味は、ワインが苦手な女性でも気軽に飲めるよう、ワインメーカーが試行錯誤を繰り返し、果実味がしっかりしていてジューシーで飲みやすいように仕上げています。

最後に

歴史を遡ると数世紀にわたり、薬として用いられていたワイン。これからの時代、健康効果を期待して消費されるワインが増えてきてもおかしくないのでは。と、新しいワインの楽しみ方に、期待を寄せています。

1日グラス1杯の赤ワインが、肌を生き生き健康にしてくれると思うと、毎日の楽しみが1つ増えそうですね。

参考:CBS NEWS

 


https://www.cbsnews.com/news/resveratrol-does-provide-anti-aging-benefits-study-shows/

ワイン好きが高じて、2015年にオーストラリアへ移住。WSET WineEducationにてワインを学び、現地のFine Diningでソムリエを経験。現在は日本へ向けたオーストラリアワインの輸出や現地のレストラン・バーのワインコンサルタントとして活躍。月に一度、西オーストラリア州パース市内にて、日本人向けにワイン教室を開催中。

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