シラーズ100%?オーストラリアでは大人気スパークリング・シラーズとは?

オーストラリアでは、クリスマスやニューイヤー等の御祝い毎で、必ず飲むほど親しまれているスパークリング・シラーズとは、シラーズ100%で造られたスパークリングワインのことです。

では、一体どんなスパークリングワインなのでしょうか?今回は、スパークリング・シラーズの魅力についてご紹介します。

発祥の地は、オーストラリア最古のワイン産地

オーストラリア最古のワイン産地は、南オーストラリア州に位置するバロッサヴァレーです。1831年に南オーストラリア会社が設立され入植者に土地が売却されました。

土地が落ち着き始めた11年後の1842年に、ヨーロッパからの移民たちによって、バロッサヴァレーはワイナリーとしての歴史を刻み始め、今もなお、当時のままである「揺るがない強い土壌」が開拓されました。

現在は、150を超えるワイナリーが点在しますが、古き良き時代の魅力は今でも失われていません。谷底は温暖、丘陵地は冷涼で、ブドウ畑が様々な位置、傾斜、方角にあることから、ブドウ品種も多種にわたって栽培されています。

今回、Schild Estate(シルド・エステート)のブランドアンバサダーJudy Schildさんにスパークリング・シラーズについて伺ったところ、「バロッサヴァレーの暖かい低地で造られたシラーズは、タンニンがソフトなので、ブドウ本来の味わいが深く、喉越しが良いことが魅力」だと、おっしゃってました。

また、「最高のシラーズがそこにあったから」と言って、大手ワイナリーの若手ワインメーカーが試しに造ってみたのがスパークリング・シラーズの始まりだそうです。

糖度、酸度、味わいがしっかりしているバロッサヴァレーのシラーズは、まさにスパークリングワインに最適なブドウだったのです。トラディショナルメソッドで造り上げ、ブドウ本来の糖度を活かすため、糖分を添加(ドサージュ)する必要は無いといいます。

出来上がったスパークリングワインのお味は?

グラスに注がれた容姿を見てうっとり。ルビー色に輝く美しい色合いは、他のワインでは表現できないスパークリングシラーズならではの魅力です。

チョコレートやレッドベリーを連想させる、とてもバランスの取れた味わい。泡の舌触りが驚くほどに滑らかでクリーミーです。ワインの個性が強く、食べ物に合わせるのが難しいのでは?と思いがちですが、オーストラリアでは「Great Food Wine」と称されているほど、どんな食べ物にも合います。

前菜からメイン、そしてチーズやデザートまで、全てをスパークリングシラーズで合わせてしまうほど!その美味しさの余り、生産量のおよそ60%以上は、オーストラリアで消費されています。輸出したくないというのが、オージーの本音でしょうか?

まとめ

良質なシラーズだからこそ、才色兼備な女性のような、美しいだけでは留まらないスパークリングシラーズが完成します。

Schild Estate(シルド・エステート)をはじめ、多くのワイナリーは、バロッサヴァレーの歴史に誇りを持ち、土壌を愛し、良質なワイン産地を守り続けています。

Judyさんは、「改革することと継続することのバランスが大切」と言い、古くからの土壌を維持しながらも、常に新しいことにチャレンジしています。

また、バロッサヴァレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのスパークリングワイン、クレアヴァレーでは、リースリングのスパークリングワインの醸造に挑戦しているそうです。

これから増え続けるであろう、バラエティが楽しみです。まずは一度、スパークリングシラーズの感動の美味しさをお試し下さい!

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ワイン好きが高じて、2015年にオーストラリアへ移住。WSET WineEducationにてワインを学び、現地のFine Diningでソムリエを経験。現在は日本へ向けたオーストラリアワインの輸出や現地のレストラン・バーのワインコンサルタントとして活躍。月に一度、西オーストラリア州パース市内にて、日本人向けにワイン教室を開催中。

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