秋に飲みたい!トスカーナの古代品種「プニテッロ」で造られた赤ワイン

今回ご紹介するワインは、食欲の秋におすすめの赤ワインです。

2011 D.O.C. Montecucco Tondaia /Silvia Spinelli(2011 D.O.C.モンテクッコ・トンダイア/シルヴィア・スピネッリ )
生産地:イタリア・トスカーナ
タイプ:赤ワイン
品種:プニテッロ70%、サンジョヴェーゼ30%

造り手のシルヴィア・スピネッリは、トスカーナ南部モンテクッコでワイン造りをしている女性生産者。

生物学者として活躍していた経歴を持っており、ワイン造りを始めてからは、近年目覚ましく評価を上げているボルドー格付五級のシャトー・ポンテ・カネで研鑽を積みました。その後、自身のワイナリーをトスカーナに設立。そこで栽培するブドウ品種はサンジョヴェーゼとプニテッロの二種のみです。

サンジョヴェーゼはご存知の方も多いと思いますが、耳馴れないプニテッロという品種は、近年発見されたトスカーナの古代品種です。今回ご紹介するワインには、そのプニテッロを70%、サンジョヴェーゼを30%ブレンドして造られています。

テイスティングコメント

色合いは濃く暗い赤。縁には、やや透明性があるものの中心部は向こう側が見透かせないほど濃色です。

香りはスパイシーで甘やか。バニラ、黒コショウ、梅、桃の皮、トマト、そして濡れた石の香りを感じられます。

味わいもスパイシーで力強いものです。鉄っぽいミネラル感と豊富なタンニン、そこに先程申し上げた果実やスパイスが混ざり合う、清濁併せ呑む大らかさが魅力です。

最後に

初めて飲んだプニテッロは、タンニンが豊富でワイルドさを感じたものの、サンジョヴェーゼと共通点が多々あるように思いました。このスタイルは、これから秋にかけて最適な味わいだと思います。渋さやコクがしっかりとありながら、酸も豊富なので飲み飽きしません。

合わせる料理はなんと言ってもステーキ!霜降り脂が入った和牛よりも、安価なアメリカンビーフやオージービーフなどの赤身肉がオススメです。

分厚いカットで焼き加減はベリーレア、塩・胡椒をガッチリ効かせてワインと交互に食せば女性でも200~300gはペロリといけそうな味わいです。食欲の秋が待ち遠しくなる一本です。

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渋谷にある隠れ家ビストロ「Bistro Ku hanare」でソムリエをやっています。趣味も仕事もワイン、という幸せ者です。

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