自宅でワインを保管するときに気を付けたい5つのポイント

「ワインの保管方法」は様々な条件があり、難しいと言われています。時には味を左右することもありますが、買ってすぐ飲んでしまうのならそう気にすることはありません。

ただし、数週間、ときには数年かけて保管しておくのであれば、これから紹介する5つのポイントを気を付けて保管して下さい。そうすれば、家庭でも劣化することなく、美味しく飲めると思いますよ。

ポイント1:保存の温度


保存条件の基本ともいうべき「温度」ですね。12度~15度の低温で温度変化が少ない場所がワインの保存に適しています。

暑すぎると劣化してしまいますし、寒すぎるといつまでたっても熟成しません。寒い場所で保存しておければ、劣化はしないの?と思われがちですが、低温で長期保存していると酸のバランスが悪くなり、不味くなってしまいます。

温度は激しく変化しない事が重要です。また、温度が目まぐるしく変わると、膨張、縮小してコルクにも問題が起こる場合があるそうです。

ポイント2:日光は天敵


ワインにとって光も重要です。
最初に温度について紹介しましたが、光も温度と同じく重要です。直射日光の紫外線にワインを当てる続けるとワインは劣化してしまいます。

出来れば、蛍光灯や電灯の光も避けたいので、家庭でワインを保存する時は、ワインを新聞紙でくるんでおくと、ワインを光から守ってくれます。

ポイント3:ほどよい湿度


そして、案外重要なのが湿気。湿度が50%以下の乾燥した場所だと、コルクが乾燥して縮み、ワインの酸化を促してしまいます。

湿気が多すぎる環境ですと、ワインへの直接の影響はありませんが、ラベルがカビてしまう可能性があります。最も適した環境は、湿度は60%~80%程度の環境が、ワインを保存する上で適している環境となります。

家庭で保存する場合は、新聞紙でくるんだワインに、霧吹きで湿気を与えてあげると良いでしょう。

ポイント4:振動は与えないで


ワインは振動さえも敵となります。振動がワインに与える影響が大きく、持ち歩いたりセラー自体の振動がワインに悪影響を与えることもあります。

そんなことを言えば、輸入されたワインには振動が加わっているはず!と思いますが、輸入後はワインを半年くらい寝かせて出荷しています。振動を与え続けることによって、ワインはある種の”緊張状態”となり、荒々しくなって本来の味ではなくなります。

また、振動によってボトル内の空気がワインと触れて過度な酸化を促すとも言われているので、出来るだけ振動のない場所で保存する事が好ましいと思います。

ポイント5:横に寝かせましょう


瓶を立てておくと、コルク栓が乾燥して収縮し、酸化が進む可能性があるので、ボトルは横に寝かせて保存して下さい。

また、乾燥することでコルクに弾力性がなくなり、オープナーのスクリューを入れてもボロボロになって、コルク抜きの失敗に繋がります。

横に寝かせるポイントについては、「ワインが横向きで保管される理由とは?」で詳しく紹介しているので、ご覧になってみて下さい。

おまけ:冷蔵庫の保存はどうなの?


普通の冷蔵庫は乾燥している上、モーターの振動があるので、ワインの保存には向かないと言われていますが、デイリーワイン等であれば、ひと夏越す程度の期間は問題ないと思います。ヴィンテージもののワイン等はセラーでしっかりと管理して下さいね。

私は、野菜室に1年以上放置されたワインを飲んだことがありますが、特に劣化したと感じることなく飲めましたが...個人差あると思うので、鵜呑みにはしないで下さいね。

冷蔵庫での保存方法についてはワンポイントレッスンで説明しているので、そちらを参考にして下さい。

手頃な道具を使って冷蔵庫でワインを保存する方法


まとめ


一般家庭にワインの理想の保存条件がそろっている場所は難しいですね。

あえて言うのであれば、「押し入れ」「床下収納」「冷蔵庫の野菜室」でしょうか...ワインを新聞紙でしっかりと巻いていれば保存できると思います。出来れば発砲スチロールの箱に入れておけば更に良いと思いますが、その場合、野菜室は避けて下さいね。さすがに邪魔になると思うので...。

長期保存、そしてワインの熟成まで考えている場合は、やはりセラーを購入することをお薦めします。6本用の家庭用ワインセラーであれば、3万円以内で購入できますし、最近の家庭用ワインセラーも優れています。

ガラス扉ですと、ガラス越しのワインがオシャレに見え、いつものワインよりも高級感を演出する事ができますよ。

家ワイン編集部です。家ワインレシピ、家ワイン通信などを、ワインライフが楽しくなるような情報やコラムをお届けしていきます。

おすすめの記事

もうワイン選びで失敗しない!良いワインショップ選びのポイントとは?

家でワインを楽しむワイン好きな皆さんは、いつもどこで購入していますか?ワインは重いのでネット通販を利用される方も多いでしょう。しかし、ワイン初心者にとってネット上でワインを選ぶのはなかなかハードルが高いかもしれません。そもそも、実店舗でも通販サイトでも、どのショップで買い物をしたらよいのかということから悩んでしまいます。 そこで今日は、ワイン選びで失敗しないためにも、良いワインショップを見分けるポイントをお伝えしたいと思います。

イタリアワインの格付け「DOCGとDOC」の違いとは?

イタリアワインのラベルやキャップシールに「DOCG」「DOC」という文言を見たことがありますか?この言葉はいったい何を意味しているのでしょうか。 今回はイタリアワインの格付け「DOCG」、「DOC」についてご紹介いたします。 ヨーロッパのワインには品質分類がある イタリアを含む、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国にはワインを品質で分類したヒエラルキーがあり、どの国も大枠は同じようなものになっています。 簡単にいうと、上の分類になればなるほど、厳しい法律が定められていて格が高くなる、またその見返りとして土地の名前を名乗ることが認められているというものです。フランスの最上級の等級はAOC(Appellation d'Origine Contrôlée)と呼ばれており、それと同じ位置づけにあるイタリアの等級がDOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)なのです。

ワイングラスでの乾杯で、音を立てるのはマナー違反?

ビールジョッキでは豪勢を音を立てても良いけれど、ワイングラスで乾杯するときは決してグラス同士をぶつけてはいけない──日本では、それがマナーとして認識されています。 しかしながら、創業250年の歴史を誇る老舗ワインブランド・リーデルは、2011年に「乾杯でグラスをぶつけるのはルール違反ではない」と正式に表明しています。 ただし、繊細な縁同士をぶつけては割れてしまう可能性があるため、正式な乾杯方法は傾けたワイングラスの腹同士をぶつけるのだそうです。 リーデル家10代目当主であるマキシミリアン・リーデル氏も「ワインは色や香り、味わいだけでなく、音も含めて五感で楽しんでくださいね」(参考ページより引用)と発言しており、正しい乾杯方法や奏でられる音色も動画にて確認することができますよ。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.