シャルドネLOVER必読!人々を魅了し続けるオーストラリアのシャルドネとは

気候や土壌環境への適用能力が高いことから、世界中で栽培されているブドウ品種のシャルドネ。

気候が果実の風味や酸味の度合いに影響し、醸造の技術がワインのスタイルに反映するシャルドネは、まさに育てやすく、個性の出やすいブドウ品種です。近年、良質なシャルドネを産出すると話題のオーストラリアでは、どんなシャルドネが造られているのでしょうか?

オーストラリアのシャルドネの歴史

オーストラリアのシャルドネの歴史は、オーストラリアワインの父と呼ばれるジェームス・バズビー氏によって、1832年にニューサウスウェールズ州にあるハンターバレーで栽培されたのが始まりでした。

1990年以降、トロピカルフルーツのような味わいに、口当たりがリッチでバランスの良いオークの芳香を持つオーストラリアのシャルドネのブームが発起し、ほぼオーストラリア全ての州で栽培が始まりました。

今では、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニョンに次いで、オーストラリアで多く栽培されているブドウ品種にランクインしています。 長年、新世界らしいリッチでバタリーなシャルドネを造り続けてきたオーストラリアですが、近年そのスタイルが変わりつつあるのです。

オーストラリア全7州のうち6州で造られているシャルドネ

クイーンズランド州

亜熱帯気候で一年中温かい、クイーンズランド州。ワインを造るのは難しいと思いがちですが、シャルドネだけでなく様々なブドウ品種が栽培されています。ワインを一口飲むと温かい気候で育ったことが分かるように、香りも果実味も、とってもしっかりしていて厚みのあるシャルドネを産出しています。トロピカルフルーツの香りと、シトラスフルーツの香りが特徴的に感じられます。 

ニューサウスウェールズ州

内陸で温暖な気候を持つ、ニューサウスウェールズ州。シャルドネの歴史を刻み始めたハンターバレーも、この州に位置しています。トロピカルフルーツでリッチな口当たりに、長い余韻で楽しませてくれる良質なシャルドネを産出しています。

南オーストラリラ州

アデレードヒルズと呼ばれる、1日の寒暖差のある地域で造られるシャルドネは、オレンジブロッサムのような可憐な酸味を感じられます。

一方、同州内にあるバロッサバレーでは、丘や谷が交差する地形を活かしてシャルドネを栽培しています。とあるワイナリーでは、夕日に面した斜面でシャルドネを造り始めたそうです。

出来上がった、濃いゴールデンカラーのシャルドネは、まさに夕暮れを思わせる美しい色合い。トロピカルフルーツの味わいの中に、レモンの酸味が見え隠れするような、バランスの取れたシャルドネを造ります。

ヴィクトリア州

比較的涼しい気候環境下でワインを造るヴィクトリア州では、爽やかな酸味ととても繊細な味わいを持つシャルドネを造り出します。ブティックワイナリーの多いヴィクトリア州では、フランスのブルゴーニュのシャルドネを感じさせるように、丁寧に造り上げられた味わい深く上品なシャルドネの魅力を感じられることも多くあります。

タスマニア州

冷涼な気候として知られるタスマニア州。冷涼地特有の爽やかな酸味と果実味がワインにしっかり現われます。ライムやシトラスフルーツの弾ける酸味に桃の甘みを足したような、また飲みたくなるシャルドネこそがタスマニア州のシャルドネの魅力の1つです。

西オーストラリア州

2010年にロンドンのロイヤルオペラハウスで開催された「The Decanter World Wine Awards 2010」において、世界中から10,000以上ものワイナリーがエントリーする中、ワールドベストシャルドネとして選ばれたのは、西オーストラリア州マーガレットリバーのワイナリーCullen Winesの2007 Cullen Kevin John Chardonnayであったのをご存知でしょうか?新世界と呼ばれながらも世界に通用する美しいシャルドネを造り出すマーガレットリバー。

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そこから少し離れたグレートサザンでは、繊細でエレガントなボディにフルーツの酸味と言うよりは、ミネラルな酸味を感じるシャルドネが出来上がります。

オーストラリアのシャルドネをいう大きなくくりでは収まらず、各州の土地のテロワールを存分に感じられる、奥深く味わい深いスタイルのシャルドネに変わりつつあると、オーストラリアのワインメーカーは語ります。

西オーストラリア州グレートサザンのワイナリーAlkoomiは、アボリジニ言語で「我らが選びし土地」を意味します。その名の通り、土壌や気候環境をそのままに表現した素晴らしいワインを造っているワイナリーの1つです。上品で繊細な味わいに豊かなフレーバーを楽しめる素晴らしいシャルドネは、この土地ならではの味わいです。

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まとめ

フルーツそのものの酸味、風味を重視すること。その土地のテロワールを表現するワイン造り。これこそが、近年のオーストラリアのシャルドネのあり方かもしれません。「こういう味であろう」という期待を良い意味でいつも裏切ってくれる。サプライズが好きなオーストラリアワイン。

これからも人々を虜にし続けてくれるであろう、オーストラリアのシャルドネを、ぜひお試し下さいね。

ワイン好きが高じて、2015年にオーストラリアへ移住。WSET WineEducationにてワインを学び、現地のFine Diningでソムリエを経験。現在は日本へ向けたオーストラリアワインの輸出や現地のレストラン・バーのワインコンサルタントとして活躍。月に一度、西オーストラリア州パース市内にて、日本人向けにワイン教室を開催中。

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