意外と知らない?!ボジョレー・ヌーヴォーの基礎知識

はじめに

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日が迫ってきました。ひと昔前は「ボジョレーブーム」とまで言われ、各地でボジョレー・ヌーヴォーのイベントがテレビで取り上げられ、盛大に盛り上がっていましたが、ここ数年は沈静化してしまいました。

もしかすると、20代前半の若者の方は世間が騒ぎに騒いだボジョレー・ブームを知らないかもしれませんね...さて、今回は解禁日が近いボジョレー・ヌーヴォーについて、改めて知っておきましょう。

ボジョレー・ヌーヴォーってどんなワイン?

出典:http://tempsreel.nouvelobs.com/

ボジョレー地区は、フランス・パリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部リヨンからは北部に広がる地区です。昼は暖かい日光を浴び、夜間は冷え込み、ワイン作りの盛んな丘陵地です。石灰粘土層の土壌で、黒ぶどう「ガメイ種」との相性が非常に良い土地です。

また、ボジョレー地区には特別な質を認められた10のAOC、「クリュ・デュ・ボジョレー」が存在します。その下に「ボジョレー・ヴィラージュ」「ボジョレー」とボジョレー地区で造られるワインにも格付けがあるので、購入する際にチェックしてみるといいでしょう。

ボジョレー・ヌーヴォーは、フランスで一番最初に出来あがる新酒です。もともとは、ボジョレー地区の収穫祭を祝うための新酒でしたが、収穫後にすぐに飲めるワインであることから、世界中で人気になりました。

非常に軽やかでフルーティーなワインです。使用されているブドウ品種は、渋味が少なくフルーティーな「ガメイ種」が使われています。ちなみに、ボジョレー・ヌーヴォーの白ワインはなく、白ワインの新酒は「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」が有名です。

マセラシオン・カルボニック法

ボジョレー・ヌーヴォーは、ガメイの特徴をいかすために、「マセラシオン・カルボニック法」という、舌を噛みそうな名前の、ボジョレー・ヌーヴォーならではの特殊な製法にて造られます。

「マセラシオン・カルボニック法」とは、ブドウを潰さず、丸ごと密閉タンクに詰め込んで一杯にします。一杯にする事で、自らの重みで下の方の葡萄が潰れて自然に醗酵が始まり、この時に出る炭酸ガスがタンク内に充満していきます。

炭酸ガスに浸かることによって、果皮の色素が出やすくなり、美しいルビー色を引き出します。この状態で数日置くと、酸味が柔らかくなり、フレッシュな果実味豊かなワインが出来上がります。

解禁日はなぜ第3木曜日なの?

当初は11月15日でしたが、日付指定となればその日が土曜日や日曜日になってしまう可能性があります。

フランスでは日曜日は運送業者やワインショップ、レストランが休業になるため、出荷スケジュールや売れ行きに影響が出る可能性があると考えたフランス政府は、1984年に解決策を考案。 土曜日や日曜日を避けるために毎月平日を解禁日とし、その日付が変動するように「第三木曜日」と決められました。

ボジョレー・ヌーヴォーの美味しい飲み方

赤ワインは独特の渋味やコクを味わうため、16~18度で飲むと美味しいと言われていますが、ボジョレー・ヌーヴォーには渋味が少なく、非常に軽やかなフレッシュなワインなので、冷蔵庫で数時間冷やした方が美味しく飲めます。

通常の赤ワインは冷やしすぎるとタンニンによる渋みが強調されますが、ボジョレー・ヌーヴォーは渋みが少ないので冷やしても問題ありません。

おわりに

いよいよ来週に迫ったボジョレー・ヌーヴォー...国内のワインショップはこの日のために、夏頃から準備を進めています。

生産者の思いはもちろんですが、ワインショップの思いも詰まっているので、ぜひ、それぞれのワインショップが押しているボジョレー・ヌーヴォーを楽しんでみて下さい。

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