正しく説明できる?シャンパンとスパークリングワインの違い

はじめに

発泡性のあるワインを全てシャンパンと思っていませんか?シャンパンと言えば、「モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)」や「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)」など高価なイメージがありますが、実はシャンパンはある条件を満たさなければシャンパンと名乗ることで出来ません。

そして、シャンパンが満たす条件を知れば、シャンパン級のスパークリングワインが1,000円台でも買えるので、「シャンパンとスパークリングワインの違い」は覚えておいた方が絶対におトクです。 意外と知らない「シャンパンとスパークリングワインの違い」について、ご紹介したいと思います。

シャンパンとは?

シャンパンは、フランス・シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインのことです。もちろんそれだけではなく、フランスのワインの法律に規定された条件を満たしたものでなければ、シャンパンとは名乗れません。

ここで分かった人もいると思いますが、スパークリングワインとは発泡性ワイン(泡の出るワイン)の総称なんです。そして、フランスのシャンパーニュ地方以外で造られるスパークリングワインや、他国のスパークリングワインはシャンパンではありません。

また、シャンパンは使用できる葡萄品種が限られており、基本は「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」の3種類からブレントして造られるものが多いです。基本は複数ブレンドして造られますが、稀に単一品種100%のシャンパンもあり、シャンパンも奥が深いワインです。

シャンパンの条件とは

まずはシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインであることです。そして、特定の品種を用いて、シャンパーニュ製法と呼ばれる伝統的な製法で造られ、アルコール度数11%以上のスパークリングワインがシャンパンと名乗る事ができます。

これが先ほど紹介した「ワインの法律に規定された条件」です。 また、シャンパンはラベルに必ず「Champagne」と表記しなければいけないので、ラベルを見れば「シャンパン」か「スパークリングワイン」かが分かります。

よくスパークリングワインのラベルに「BRUT(ブリュット)」という表記を見ると思いますが、これは「辛口」という意味なので、シャンパンとスパークリングワインの見極めにはなりません。

スパークリングワインとは?

最初に述べたように、スパークリングワインとは「発泡性ワインの総称」です。ということは、シャンパンは「スパークリングワイン」のうちのひとつのカテゴリーということです。

スパークリングワインは各国で様々なスタイルがあり、色んな呼称で呼ばれています。この辺は上げると長くなってしまいますが、今回はシャンパンと同じ製法を用いている代表的なスパークリングワインを3つご紹介します。

クレマン

クレマンはフランスのシャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様のシャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)で造られたスパークリングワインです。 また、芳香の強い白ワインの産地であるアルザス地方のスパークリングワイン、クレマン・ダルザス (Crémant d'Alsace)等が有名です。

クレマンは、シャンパーニュ製法の上質なスパークリングワインでありながら、ブランド物のシャンパンよりも手頃な価格である場合がほとんどです。

カヴァ

カヴァはスペインのカタルーニャ地方で造られるシャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)で造られるスパークリングワインです。マカベオ、パレリャーダ、チャレッロが主要品種です。

また、シャルドネとピノ・ノワールも認められています。 シャンパンであれば5000円以上はするところ、カヴァは1000円代で楽しめるためコストパフォーマンスが高いスパークリングワインとして非常に人気です。

フランチャコルタ

フランチャコルタは、イタリアはロンバルディア州東部のフランチャコルタ地方で造られる、シャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)で造られるスパークリングワインです。

ピノ・ビアンコ、シャルドネ、ピノ・ネーロが主要品種です。 イタリアが誇るスパークリングともあり、カヴァと比較すると価格もそれなりにするものが多いようです。

まとめ

シャンパンとスパークリングワインの違いが分かったでしょうか?あまり細かく掘り過ぎると、余計訳が分からなくなるので、初心者の方に向けて簡単にまとめてみました。

スパークリングワインは、シャンパン、クレマン、カヴァ、フランチャコルタのように、各国で製法や呼称も違います。また、ここでは紹介しきれないスパークリングワインもあるので、各国様々なスパークリングワインを試してみてはいかがでしょうか?

 

かつてはワイン関連の商社にて幅広い業務に携わり、世界のワイン、ワイングッズに触れる。週末は子育てに奮闘する中、晩酌にワインは欠かしません。

おすすめの記事

旅するアルメニアワイン輸入者The Ancient World代表「田村公祐」さんインタビュー

世界最古のワインというとジョージア(グルジア)を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はアルメニアも、ジョージアと並んで世界最古のワイン生産地といわれています。ワインの文化は、フランスやイタリアなどヨーロッパだけでなく、中近東にも魅力が詰まっているみたいですね。 今回は中近東各地を年に何度も訪問し、自身でオリエンタルワインを輸入する田村公祐さんにお話を伺いました。

駅近1分。オシャレ着・手ぶらで行ける「CARVINO(カルヴィーノ)」で本格イタリアンBBQと限定ワインを味わおう!

東京ドームアトラクションズをバックに背の高い木々に囲まれて、本格イタリアンBBQ広場「CARVINO(カルヴィーノ)」が2017年6月10日(土)にオープンしました。オープンに先駆けた先行イベントに参加してきましたので、その様子をご紹介します。

ソムリエがテイスティングして飲み比べ!デイリーワインで人気の動物ラベル3種、それぞれのお味は?

今回は、ソムリエの小野沢さんに協力してもらい、動物ラベルワインの中でも、とくにみなさんが目にする機会が多い、白ワイン3種類を飲み比べてみました。いずれもチリ産で、1本500円~600円台(※販売店による)でリーズナブルに買えるという共通点がポイントです。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.