「Animofelice」さんに行ってきました~女のワイン飯vol.22~


2月のスパークリングワイン「アバッジア・ブリュット・インペラトーレ」× 女のワイン飯「車エビのボリート チョコレート風味」

普段、料理をしていく中で、食材の組み合わせにはある程度の範囲が自分の中に出てくる。その範囲とは育ってきた母の料理か、外で食べて来た料理の味に由来するものだろう。

たまに自分の想像する範囲とは異色の組み合わせがお皿に並べられ、その味のハーモニーに驚きを感じた時、食べることの喜びを改めて感じる瞬間がそこにある。

今回、2月の「女のワイン飯」はバレンタインデーに送るディナーということで、家ワインがセレクトした一本はイタリアのスプマンテ「アバッジア・ブリュット・インペラトーレ」。

そのスプマンテを持って、今年もミシュランのビブグルマンに選出された目黒のリストランテ「Animo Felice」にテイスティングとレシピのお願いをしに行ってきたのだが、頂いたレシピの食材の組み合わせが面白く、シェフの経験とイマジネーションの広さにただただ感激をした。

今年のバレンタインディナーは自宅でレストランの驚きを...この異色の食材コラボで楽しまれたし。


ミシュランのビブグルマンが創設され2年。手軽な料金で上質の味を堪能出来るお店が載るこのガイドは年に何回か行けないような高級店が掲載される本家ミシュランガイドよりも、人気が出て来ている。

目黒駅から徒歩5分ほどにあるリストランテ「Animo Felice」は、そのビブグルマンに2年連続で選出され、手軽な料金で上質なイタリアンを堪能できる。

日本を離れ、イタリアの星付きレストランで修行を積んできたシェフがおくるコースは、どの品もお皿の上に創造性が広がり、最後の品まで食の楽しさを感じさせてくれる。

それでいて、ランチコースは1680円~、ディナーコースも3990円~と一般ピープルな私には嬉しい価格で、まさにビバ!ビブグルマン。

この料金であの美味しさですからね、人気があるのは当たり前でしょう。料理を思い出しただけで、脳内で舌鼓が出てしまう。

特に面白かったのはオレンジの酸味がよく効いていて、イワシの青臭さを閉じ込めながら、フレッシュな味わいを感じられた真イワシのベッカフィーコ。あぁ、こんな味わいがあるんだって、ちょっとした感動。

そして、イタリアンと言えばのパスタ。季節それぞれでその時の味を楽しめるが、ここのパスタのポイントは間違いなく食感。ランチでも食べられるので、是非お試しいただきたい。

あと、個人的にここの自家製フォカッチャがたまらない。絶妙な塩気と油分とあのモッチリ感。次の料理を待っている間のフォカッチャだとはあなどれない。

他にもオススメの料理は山ほどある。島根産イノシシの炭火焼、仔牛のコトレッタ、カジキマグロのインボルティーニ、、、、

目黒近隣の人がうらやましい~。


家ワイン(以下、家):「本日はどうぞ宜しくお願いいたします!」

Animo Felice(以下、A):「ちょうど半年ぶりぐらいでしょうか。今回も宜しくお願いいたします。」

そう、Animo Feliceさんは以前にもこのワイン飯企画でお世話になっているんです。

家:「今日は2月にお届けするスプマンテをお持ちしました。」

A:「お、スプマンテですか。これをテイスティングして、料理を考えれば良いってことですね。」

家:「宜しくお願いします。2月と言えばバレンタインデーということもあって、このスプマンテを選ばせてもらったので、出来れば料理もバレンタインのディナーで楽しめるものでお願いできないかと思っています。」

A:「なるほど、なるほど。了解いたしました。早速、抜栓させていただきますね。」

家:「ありがとうございます。宜しくお願いいたします!」

オーナーシェフの妻形氏。

A:「そういえば、昨年もバレンタインをやらせてもらいましたよね?」

家:「そうですね。あれには驚かせられました。茄子とチョコレートをあわせたデザートでしたからね。」

女のワイン飯vol.09「ナスのチョコレートケーキ」はこちら
http://iewine.jp/article/121/

A:「そうでしたね。今回もチョコレートを使う感じがいいですかね?」

家:「チョコレートを使わないといけないこともないのですが、バレンタインデーはやはり意識していきたいですね。」

A:「なるほど。まずはテイスティングしてからですね。」

2月にお届けするこのスプマンテ「アバッジア・ブリュット・インペラトーレ」は自然な発酵システムのもと、スチールタンクが利用され、自動的に温度調節をされて作られています。ゆっくりと温度を上げて発酵しているため、フレッシュな果実味と甘味がキープされ、柔らかい味わいを楽しんでもらえます。

A:「辛口ですが、甘みが感じられるワインですね。最初の一本で飲むイメージですかね?」

家:「そうですね。オードブルと一緒に最初の一本という感じでもいいですし、デザートと合わせながら軽く飲む感じでもいいのかなと思っています。」

A:「なるほど。甘みがあるのですが、さっぱりとしているので、バレンタインだからといって単純にチョコレートと一緒に飲むっていうのは厳しいかもしれません。」

家:「なるほどですね。オードブルと一緒にという方がイメージにありますかね?」

A:「オードブルに限らないのですが、ものスゴく甘いワインではないので、わりかし塩気のある料理と一緒に楽しめると思っています。」

スタッフの皆さんと丁寧にテイスティングを続ける妻形シェフ。
その真剣さにシェフとして味に向き合う姿勢が感じられる。

A:「うん、このスパークリングワインは基本的にバランスがよく、食前とかそういう感じでしばらなくても楽しめると思います。清涼感ある果物の香りと口の中に広がるシュワシュワ感、それでいて程よい甘みがこのワインの特長でしょう。魚、白身の肉、色んな料理があわせやすいと思います。ただ、バレンタインですからね、そこをどうクリアしようかなと笑」

家:「すみません、チョコレートでなくても、バレンタインに飲むとしてというイメージで大丈夫です。」

A:「いや、少しアイディアはあるんですよね。エビとチョコレートをあわせたらどうかなと思っています。」

家:「エビとチョコレートは聞いたことないですね。イタリアではあわせたりするんですか?」

A:「いや、イタリアでもあわせることはないですよね(笑) 北海道のお土産でチョコレートをコーティングしたポテトチップスがあるじゃないですか?あれをイメージしてもらうと味の組み合わせが分かるかもしれません。」

家:「なるほどですね。あの塩気とチョコのミックスは美味しいですよね。」

A:「そうなんですよ。ただ、今回はあそこまでコーティングは考えていないですがね。エビのプリプリした食感と塩気、少しまろやかさを出すためにポテトピューレやマスカルポーネのソースを加えてあげて、チョコレートをちらそうかなといった感じですかね。」

家:「おぉ~、美味しそうですね。何となく見えました。」

A:「このスパークリングワインにはあいますよ、絶対。想像でワクワクするので、早く作ってみたいですもん。」

家:「是非、それでお願いします。いや~、流石ですね。楽しみにしています。」


このビジュアル。
料理はやはり見た目が美しいと心が踊る。エビの風味いい香りが立ち上る。
目で食べて、鼻で食べて、口で食べる。

A:「車エビのボリートのチョコレート風味です。」

家:「ありがとうございます。早速、試食させてください。」

A:「エビにソースとチョコをつけて、食べてみてください。」

チョコとソースをたぐり、プリプリのエビにのせ、口に運ぶ。

家:「うまい!予想外の組み合わせだったんですが、出て来た料理を見て、少し味が想像出来たんですよね。その時点で、この組み合わせはきっと合うんだろうなと思いました。」

A:「普段から料理をする時に味のコントラストやつながりを大事にしているんですが、このワインを飲んだ時にふとエビがあうだろうなと思ったんですよね。それでヨーロッパではエビとポテトは比較的良く組み合わせる食材なんで、ポテトを使おうと思い、そうなるとさっきの北海道のチョコチップの記憶が出て来て、じゃあ、ジャガイモ繋がりでチップスを使いインパクトを出し、チョコレートをあわせて、、、て繋がりが一気に見えましたね。」

家:「なるほど、そんな風に味のつながりを見いだしていただんですね。」

A:「あとはもう一度、このワインへの繋がりを強めていくことに意識をしました。ジャガイモの風味にバターをあわせ、塩気だけが前に出ないようにマスカルポーネで丸みを出しました。ただただ、辛口のスプマンテであれば、そんなことはしなくても良かったとは思うんですが、このワインの特長を引き出すための組み合わせですね。」

確かにエビと塩だけで、飲めなくもないワインだが、それだとさっぱりしすぎて、味けない。ポテトピューレやマスカルポーネの油分がスプマンテのシュワシュワ感でぬぐいさられる感じも気持ちいい。このワインの爽快感をより引き出させてくれている。

そして、バレンタインということで、チョコレートを非常にうまく使っている。ここでもポテトピューレとマスカルポーネが間に入ることがいきてきている。
むしろ、チョコレートを使うことで、ワインの甘みも引き立つことになっているし、風味がましている。

家:「総じて、味がスゴくまとまっていますよね。ワインとの絡みも本当に美味しくて、この想像力には脱帽です。」

A:「ありがとうございます。これであれば、前菜としてでもいいですし、ホームパーティーで出しても問題ないと思います。」

家:「本当にそう思います。この先に料理をつないで、ワインもつないで行くのも良いですし、この一本で楽しんでもらうのも良いですね。」

A:「あと、レシピ自体もお家で出来るように考えていますので、わりと簡単に楽しんでもらえると思います。」

家:「ありがとうございます!是非、色んな人に試してもらいたいです。今回もありがとうございました。」


こういうチョコレートの使い方をしてくるのかと思わされた今回の「女のワイン飯」。
これをバレンタインデーのチョコレートとしてプレゼントされたら、いわゆる女子力なんていうものが高いなんてもんではないだろう。

ホームパーティでシュリンプカクテルとして出すのもオススメ。
会話しながら手軽に食べれるし、友人達に喜ばれること間違いなし。私は間違いなくこっちの楽しみ方をするでしょう。

「アバッジア・ブリュット・インペラトーレ」を皆さんのバレンタインデーに家ワインからお届けします。
お二人で、友人たちで、家族で、それぞれのバレンタインデーをお楽しみください。

レシピはワインと一緒にお届けします。

それではハッピーバレンタイン。

今回、レシピをいただきました
「Animofelice」

目黒駅から徒歩3分の駅近にある小さなリストランテ。
イタリアの星付きレストランで修行を積んだシェフが、イタリア各地方の郷土料理をベースに食材を活かしたイタリア料理を楽しませてくれます。味はもちろんのこと、見た目も綺麗な料理で、出てくる度にワクワクしますよ。コースも用意されているので、記念日などにはオススメ。
是非、一度、本格イタリアンを味わいに行ってみてください。

リストランテ「Animofelice」
TEL : 03-5791-1004
住所 : 東京都品川区上大崎3-3-19 アルティミット上大崎 1F
→ JR山手線「目黒」駅 徒歩3分
営業時間 :
Lunch 12:00-15:00(L.O. 14:00)
Dinner 18:00-23:00(L.O. 21:30)
定休日 : 日曜日
WEB: http://animofelice.p1.bindsite.jp/

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