日本ワインが熱い!!世界から注目される日本ワインの実力を知っていますか?

はじめに


ここ数年で格段と進歩を遂げた日本ワインは、固有品種の甲州のみならず、国際品種であるメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネからも高品質なものを生み出し、世界からも注目を浴びるようになりました。

今回は、そんな日本ワインの実力についてご紹介します。

国産ワインと日本ワインの違い


ワインの生産量で有名な生産国といえばイタリア、フランス、スペインなどが挙げられます。しかし、ここ数年で「日本ワイン」も世界的評価を得られる存在へと成長を遂げています。

いまや至るところで耳にする「日本ワイン」ですが、以前はその明確なルールがなく、国産ワインと呼ばれていました。しかし、国内で栽培した葡萄を使用する点に着目し始めたことをきっかけに、日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワインを「日本ワイン」と呼ぶようになりました。

「国産ワイン」と聞くと国内でブドウ栽培を行い、国内で醸造していると思われがちですが、実は、海外から輸入したブドウを使用して、国内で製造されたワインが「国産ワイン」なのです。

そして、日本で醸造されているおよそ80%以上が、海外からの原料を元にワインを醸造しています。国内での日本ワインのシェアはまだまだですが、年々増加傾向にあります。

日本ワインの始まりとは


日本のワイン造りの歴史は意外と浅く、明治時代の1874年に山梨県の2人の青年が、書物や来日した外国人から伝授された知識によって、ワイン醸造を試みたことが日本ワインの原点となっています。

その後、土屋龍憲(りゅうけん)氏、高野正誠(まさなり)氏の二人がフランスに留学し、ワイン醸造法を習得し日本に持ち帰ってきました。そして、日本で最初のワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」を設立し、ワイン造りに力を注ぎます

1891年には、「日本のワインの父」とも呼ばれる川上善兵衛氏が越後高田で岩の原葡萄園を開設し、日本の環境に適したブドウを求めて、品種改良に没頭し、マスカットベーリーAをはじめとする22種の優良22品種を世に送り出しました。

また、山梨県は「寒暖の差が激しいこと」、「長時間に渡って太陽光を浴びれる」など、ブドウ栽培において非常に適した環境であったため、ブドウ栽培の拠点として広く知れ渡りました。

出典:www.grace-wine.com

世界中から注目を浴びる日本ワイン


2014年に「キュヴェ三澤 明野甲州2013」が世界最大のワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で金賞を受賞したことをきっかけに一気に日本ワインに注目が集まりました。

2016年に入ると、「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」で、「Grace Extra Brut 2011」がスパークリングワイン部門で、「Grace Koshu Private Reserve 2015(グレイス甲州のEU輸出ラベル)」が白ワイン部門で、両ワイン共にプラチナ賞・ベストアジア賞を受賞。プラチナ賞は全ての金賞受賞ワインを対象に再度審査を行い、各カテゴリーにおいて最も優れたワインに授与される賞です。


DWWAのスパークリングワイン部門で金賞以上を受賞したワインは、ボランジェやヴーヴクリコ、テタンジェ等のプレステージキュヴェなど、有名メゾンが名を揃えています。そんな中、「Grace Extra Brut 2011」はアジアのスパークリングワインが初めて金賞を受賞。国際品種のシャルドネでの受賞は、日本ワインの快挙とまで言われました。

出典:www.grace-wine.com

また、世界90カ国以上で発売されているDecanter誌が香港で主催している、Decanter Asia Wine Awards (DAWA)2016では、「グレイスグリド甲州2015」が白ワイン単一品種の部門で「プラチナ賞」を受賞し、プラチナ賞の中から再度テイスティングして選ばれる最高賞の「Best in Show」までも獲得しました。

応募総数2854点の中から最高賞を受賞するのはわずか15点という難関の賞に、日本の伝統品種「甲州」が選ばれたのです。

この結果から、グレイスワインの輸出先が日本最多の20ヵ国へ増え、世界中から注目を浴びるワインとなりました。

おわりに


2010年には日本の固有品種である「Koshu(甲州)」が欧州連合でワイン醸造用ブドウ品種として登録されました。欧州からも注目が集まる日本ワインは、国内だけではなく世界的なブームになっています。

今回はグレイスワインを中心に紹介しましたが、その他にも数多くの日本ワインが世界へ向けて大きく羽ばたくためのスタートラインに立っています。

また、2008年から11月3日は山梨ヌーボーの解禁日と定められているで、この機会に日本ワインに触れてみてはいかがでしょうか?


かつてはワイン関連の商社にて幅広い業務に携わり、世界のワイン、ワイングッズに触れる。週末は子育てに奮闘する中、晩酌にワインは欠かしません。

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