簡単レシピを1000点以上開発!加瀬まなみさんの「LIFE WITH WINE」

ワインを楽しむ人はどのような人たちなのか?
WINE LOVERにスポットを当てた「LIFE WITH WINE」第6弾は、簡単に作れるオリジナルレシピを1000点以上開発し、著書「5分でできた」料理シリーズ、そして家ワインのコラムでも絶大な人気を誇る、加瀬まなみさんにお話をうかがってきました。

Q. 最初にワインに興味を持ったきっかけを教えて下さい。
きっかけは、あるマリアージュとの出会いです。実は長い間ワインは苦手だったんです。

ワイン初心者なら「まずは白ワインから入ってみよう」と薦められることが多かったのですが、果物の酸味が苦手な私には絶望的でした。酸っぱいばかりで香りも味も分からなくて、私にはワインは楽しめないと思っていました。

ある時スッキリ系の白ワインにポテトサラダを薦められ、半信半疑で合わせてみたら、酸味とクリーミーな味わいが調和してこれがすごく美味しい!初めて白ワインを美味しいと感じた瞬間でした。料理と合わせることでこれほど大きく変化する物なのかと知り、ワインに興味を持つようになりました。


Q. その体験から一気にワインが好きになられたんですか?
不思議なもので、一度美味しいと感じると許容範囲が広がるのでしょうか。以前は苦手だと思ったワインも、もう一度飲んでみたら美味しいと感じられたり、どうしても苦手なワインと出会ってもすぐに諦めず、あわせる料理を変えたりして楽しむようになりました。

白ワインの入り口で苦戦した私ですが、実は赤ワインは全く問題ありませんでした。タンニンのしっかりしたフルボディーの赤ワインはワイン上級者が好む印象がありますが、私のように「果物が苦手でダークチョコやエスプレッソが好き」という嗜好なら、むしろ白ワインよりすんなり入れると思います。

Q.加瀬さんにとってワインはどのようなお酒ですか?
ただのお酒ではなく、食事を楽しい時間にしてくれる存在だと思います。ワインに合わせて料理を用意したり、何かを食べていたらワインを飲みたくなったり、ワイン単体で飲むことはほとんどありません。

合わせる料理だけではなく、グラスや温度、時間の経過で味が変わったり、欲深い私にとってはすごく楽しいツールです。


Q.加瀬さんが食に興味を持ったのはいつ頃ですか?
私は覚えてないんですけど、親戚が集まると「左手と右手両方にチキンウィングを持って、すごく幸せそうな顔をして交互に食べていた」と必ず言われるんです。その頃から食べる事は好きだったみたいですね。

その頃、キッチンにいる母が、じゃがいも、たまねぎ、人参を少しずつカレーにしていくのを見て、本気で魔法使いだと思っていたんです。私も魔法を使えるようになりたいと(笑)母のマネをしたり、お手伝いをするようになりました。

Q. 料理研究家になろうと思ったきっかけは何ですか?
実は仕事にしようとは思ってなかったんです。普通のOLとして務めていました。自社サイト立ち上げのプロジェクトに異動になり、勉強がてら自分のホームページを作って夕食の写真とレシピをアップしていたところ、出版の話をいただきまして。

この出版をきっかけに、TV出演、料理教室講師、レシピ開発と、とんとん拍子でお仕事をいただくようになり、気が付いたら料理研究家と呼ばれるようになっていました。


Q. 加瀬さんはオリジナルレシピを1000点以上開発していますが、レシピを考える時、何をヒントに考えているんですか?
基本的には主婦の方がやっている事と同じだと思います。

ウチにある物、手に入った物を使って何を作ろう?って感じです。私はレシピを考える立場なので、材料も工程も、省略できる物はないかな?は常に考えています。

試しに省略してみて、美味しさに大きく影響する場合は省略しない…ひとつひとつ試して出来るだけ簡単なレシピを考えるようにしています。私のレシピで面倒だなという工程があったら、それは省略してはいけない工程だと思ってください。

Q. 家飲みする時に、おすすめのおつまみを教えてください。
クリームチーズが好きでよく使っています。白ワインならハーブや柚子コショウ、赤ワインならドライフルーツやナッツ、シェリーならカニカマや意外とイカの塩辛とか。面倒ならオリーブオイルと塩、胡椒をふるだけっていうのもお気に入りです。

あとは、クリームチーズときんぴらや佃煮など、和惣菜との組み合わせもオススメです。家ワインのコラムでもレシピを紹介しているので、ぜひ作ってみて下さい。

簡単!ボジョレー・ヌーボーにあわせる「3種の和かなっぺ」
http://iewine.jp/article/372

Q.では、最後に普段使ってらっしゃるワイングッズやお気に入りのテーブルウェアを教えて下さい。
ワインではなくおつまみグッズなのですが、スペインバルで欠かせないカスエラという耐熱性陶器がお気に入りです。

このまま直火にかけられるので、材料を入れるだけでグツグツやりながら飲み始めちゃったり、保温性が高いのでのんびり飲みたい時にピッタリ。フライパン代わりにスペインオムレツを作ったり、シチューやグラタン、肉じゃがなどいろいろ使えて便利ですよ。

Studio Quatorze(キャトルズ)
東京都港区白金1丁目
南北線・三田線
「白金高輪」駅より徒歩4~5分
http://www.muybien.info/




家ワイン編集部です。家ワインレシピ、家ワイン通信などを、ワインライフが楽しくなるような情報やコラムをお届けしていきます。

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