牛肉とプルーンの煮込み

9月のワイン飯レシピは、家ワインコラムでもいつもおいしいお料理やワインを教えてくださっている、下北沢のカジュアルフレンチレストラン「KITCHEN CLOWN」さんにお願いしました。

キッチンクラウンさんのコラムはこちらから 少し涼しくなってくるとなんとなく、トロッとしたテクスチャ―の料理が食べたくなります。煮込み料理なんてその代表なんですが、ワイン煮込みをグツグツやるにはまだちょっと早いような…。

今回教えていただいたレシピは、少しの水分で短時間なのにトロトロ煮込みができちゃいます。そして本格的な一品に見えて、驚くほどシンプルな工程。「レストランのトロトロ煮込み料理ってこうやってできてるんだ~!」と感心したり納得したり、とにかくいろいろと腑に落ちた撮影裏話でした。

お届けする「マスターピース カベルネ メルロー」は、熟したプラムやチョコレートのような甘やかな香りと、黒い果実の味わい。渋みは柔らかで滑らかな口当たり。プルーンと一緒に煮込んだ牛肉の滑らかな食感とほんのりした甘さが、果実味豊かなワインに寄り添います。

想像するだけでベストマッチ間違いなし。ぜひ実際に召し上がってくださいね。

材料:2人分

牛ももブロック 250g

玉ねぎ 1/2個

ドライプルーン 50g

トマトペースト 大さじ1

バター 10g

小麦粉 大さじ1

水 200cc

タイム 1枝

ローリエ 1枚

パセリ 少々

塩・こしょう 適量

作り方

【1】牛肉は一口大に切り、塩・こしょうをする。玉ねぎはみじん切り、プルーンは種を取り、1/4にカットする。

【2】鍋にバターを入れ、中火で熱し、牛肉を入れて表面に焼き色を付ける。全面に焼き色がついたら取り出す。

【3】【2】の鍋に玉ねぎを入れ、透きとおるまで弱火で炒める。小麦粉をふるい入れて1分程炒め、トマトペーストを加えてよく混ぜる。 ※トマト缶やトマトピューレではなく、水分が抜かれ濃縮されたトマトペーストを使うのがポイントです。短時間でとろみのある煮込み料理が完成します。

【4】水200ccを加えてよく混ぜ、強火にかけ沸騰したら、牛肉・プルーン・タイム・ローリエを加える。

【5】蓋をして、時々混ぜながら、弱火で30分ほど煮込む。塩・こしょうで味を整える。

【6】皿に盛りつけ、パセリを散らしたら完成。

いかがでしたか?

言ってしまえば、切って、焼いて、煮るだけのシンプルなレシピなんです。それだけでこんな贅沢な気分になれるなんて…。

あの「トロッと感」は、トマトペーストがポイントなんだそうです。トマト缶やトマトピューレでは水分が多いので、水分を飛ばすために煮詰めたり寝かせたりする時間が必要になりますよね。水分が抜かれギュッと濃縮されたトマトペーストを使うことで、時短とあのテクスチャーが実現できます。

何時間もコトコト煮込む必要ってなかったんですね。 トマトペーストはカゴメさんが作ってくれていますので、スーパーで簡単に手に入ります。トマト缶やケチャップの棚で探してみてください。このレシピ以外にも、きっと大活躍すること間違いなしです! ぜひ、ご家庭で本格派の一品をお楽しみください。

[レシピ提供] 下北沢 KITCHEN CLOWN website 夫婦で営むカジュアルフレンチ。 厳選した各国のワインとそれに寄り添う料理、心地よい空間。 賑やかな下北沢でホッと息のつける隠れ家です。

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