2015年9月のワインテイスティング


  1. 白ワインテイスティング
    Three Thives California Pinot Grigio
    スリー・シーヴズ カリフォルニア ピノ・グリージョ

  2. 赤ワインテイスティング
    Masterpeace Cabernet Merlot
    マスターピース カベルネ メルロー

「ピノ・グリージョ」と「ピノ・グリ」の違い


「ピノ・グリージョ」はイタリア語での読み方です。「グリージョ」は「灰色」を意味し、果皮が灰色を帯びた薄紅色をしていることに由来します。フランスでは「ピノ・グリ」と呼ばれています。

さて、このイタリアの「ピノ・グリージョ」と、フランスの「ピノ・グリ」は、同じ品種とは思えないほどに異なる性格を持っているので、少し気をつけてください。

このブドウ品種は、もともとピノ・ノワールが突然変異して生まれた品種と言われていますが、イタリアで栽培されると、軽やかで、爽やかな酸味のワインになります。ところが、フランスで造られる場合は、全体的にどっしりしていて、長期熟成型のタイプのワインが造られるのです。

今や、フランス、イタリア以外の国、例えばアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでもよく見かけるようになったこの品種ですが、ラベルに「ピノ・グリージョ」と書いてあった場合は【軽めのワイン】を、「ピノ・グリ」とある場合は【しっかりとした重めのワイン】を想定してください。

オーストラリアのワインのラベルには品種が複数書いてある!?


アメリカ、オーストラリアのような「新世界」と呼ばれる国のワインのラベルには、ブドウ品種が大きく書かれるのが一般的です。中でも、オーストラリアのラベルには、今回のワインの様に品種が複数書いてあることがあります。多ければ、三個まで書いてあることもあるでしょう。

一体、なぜ、このように複数の品種が書かれているのでしょう。
答えは、オーストラリアが「ブレンド文化」を持つ国だからです。そもそも国家の成り立ちとして、「移民の集合体」に土台をおいており、様々なバックグラウンドをもつ人々により、常に斬新なアイディアで溢れていました。そんな中、他国には無い、個性豊かなブレンドが誕生したのです。例えば「シャルドネ/セミヨン」「カベルネ/シラー」がその一例です。

また、そのアイディアを保護すべく、同国では「混ぜた品種を、三つまで多い方から順番にラベルに書いてもいい」という法律があるのです。そのようなものを「ヴァラエタル・ブレンド・ワイン」と呼んでいます。このことはソムリエ試験でも、出題されるくらい有名なので、将来的にソムリエを目指したいという方は少し覚えておきましょう。

紫貴あき JSA認定シニアワインアドバイザー/アカデミー・デュ・ヴァン講師。 大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。 記事一覧 / プロフィール
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