和のアンティパストに!ワインと漬物のマリアージュ3種

ワインのおつまみとして定番のピクルスは、和食の漬物と多くの共通点があります。

ピクルスがワインに合うなら漬物にも合うはず…と思い、合うものを探してみました。漬物は思いのほかワインに合わせやすく、食前酒を飲みながらつまむアンティパスト(前菜)として取り入れたい食材です。

今回は、ワインと一緒に楽しみたい漬物を3種類ご紹介いたします。

和製ピクルス「キューちゃん」とスパークリング


スーパーの漬物コーナーでおなじみ「きゅうりのキューちゃん」。

塩漬けキュウリのしなしな感、和風スパイスである生姜やシソの実の香りは、まさに「和製ピクルス」。パリパリとした心地よい歯ごたえが人気の国民的漬物ですね。

キューちゃんの酸味を生かすならスパークリングワインが好相性。プチプチの泡とともに食欲を刺激してくれます。食感や香りを引き立てるには、やや甘口〜辛口の白ワイン。ライトボディの赤ワインも漬け込まれた醤油味と釣り合いがとれます。

オリーブオイルとブラックペッパーを少々加えると、よりピクルスに近い風味に。欧風の食事に合わせても違和感がありません。

山形の晩菊。漬物にはやっぱり国産ワイン


全国各地には長年愛されているご当地漬物がありますが、山形県の「晩菊」もそのひとつ。大根、キュウリ、青菜、食用菊など刻まれた野菜の色鮮やかさが目にも楽しく、お土産品としても定番です。

青菜や菊の若々しい香りを損なわずに味わうには、熟成していないサラリとした白ワインがベスト。山形産デラウェアの新酒とは相性がピッタリでした。

デラウェア種は「辛口」表記でもやや甘味を感じる品種。デラウェアそのものの甘い香りと優しい舌触りが漬物の塩気を引き立てます。同じ山形産同士というところもベストマリアージュの理由かもしれません。

繊細さが魅力の漬物には、パワフルなニューワールド産より穏やかな国産ワインが似合います。また、甲州種の白ワインも合いそうです。

みんなにおすすめしたい逸品。秋田のいぶりがっこ


ワインに合う漬物ナンバーワンかもしれないのが秋田名物「いぶりがっこ」。干した大根を燻製にし、糠床でじっくり熟成された深い味わいは、産地の秋田以外でもファンの多い漬物です。

スライスしていただくとポリポリとした食感とスモークの香りが口中いっぱいに広がります。燻された香りが漬物っぽさを感じさせないため、通常の大根漬けが苦手な方でもおいしくいただけるのではないでしょうか。

特にクリームチーズとの相性は抜群。スモーキーとクリーミーのハーモニーに心を掴まれることは間違いないでしょう。

こちらはチリ産などの少々パワフルなワインが釣り合います。渋味が特徴のシラー種やカベルネ・ソーヴィニヨン種がブレンドされた赤ワイン、樽香のあるシャルドネ種の白ワインがおすすめです。

おわりに


いかがでしたか?

地方のものは県外で手に入りにくいのが難点ですが、東京では有楽町や銀座のアンテナショップ、また通信販売でも購入できます。百貨店で行われる物産展も見逃せませんね。

奈良漬けもワインと合うと聞いたことがありますし、皆さんの地域のご当地漬物にも合うかもしれません。

和食とワインの距離をぐっと縮めてくれる漬物とのマリアージュ、ぜひお試しください。

もっと、主体的にワインを選びたい…。私は常々そう思っていますし、多くの人が同じ思いを抱いているのではないでしょうか。家飲みライフがより楽しくなるようなコラムをお届けしたいと思っています。

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