2015年12月のワインテイスティング


  1. 白ワインテイスティング
    Malvasia del Salento IGP 12 e Mezzo
    マルヴァジーア・デル・サレント IGP ドーディチ・エ・メッツォ

  2. 赤ワインテイスティング
    Casa del Cerro Reserva Cabernet Sauvignon
    カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン

マルヴァジアってどんなブドウ品種?


マルヴァジアはイタリアで広く植えられている白ブドウ品種です。中世の南ギシリャの港の「Monemvasia(モネムヴァージア)」が転訛しこの様な名前になりました。完熟しやすく、アルコール度数が高くなりやすい特徴があり、しばしば甘口のものを見かけることもあります。

イタリアの中でもこの品種の有名産地といえば、トスカーナ州を挙げることができるでしょう。古くは「キアンティ」のサンジョヴェーゼにブレンドされていたという経緯がありますが、現在では禁止されています。

それよりも昨今では「ヴィン・サント」の主原料として知られています。この酒は、「聖なるワイン」の意味で、キリスト教にとって重要な祭典、イースターの頃まで熟成することが義務付けられていたので、このようなロマンチックな名前がつけられました。陰干しブドウから造られる一風変わったワインです。

フィレンツェへいくと、デザートワインとしてそのまま楽しんだり、カントウッチという固いビスケットのようなものを浸して食べる習慣があります。

パスカル・マーティ氏ってどんな人物?


パスカル・マーティ氏はフランス出身の醸造家です。ボルドー大学の醸造学科を卒業したのち、カリフォルニアで6カ月間の研修を経て帰国しました。

フランスでは、「ムートン・ロートシルト」などのワインで有名なバロン・フィリップ・ド・ロッチルドに入社し、翌年から同社とモンダヴィ社のジョイント・ベンチャーである「オーパス・ワン」を造り上げるため、ボルドーとカリフォルニアを行き来し、モンダヴィのスタッフにボルドーの最新の醸造技術を伝えたのです。

この期間はまさに6年間にも及びます。その後は、コンチャ・イ・トロ社とのジョイント・ベンチャーである「アルマヴィーヴァ」の醸造にも取り掛かかり、チリの高級ワイン誕生に貢献しました。
 
今月お届けするカサ・デル・セロは、チリのポテンシャルに魅了されたマーティ氏が、気軽に毎日楽しめるワインとして手掛けたものです。「ワインを選ぶ楽しさとは、洋服を選ぶ楽しさとも似ていると思う。いつも高い服が必要なわけではないし、気分に合わせて何を飲もうか、と迷うのがまた楽しいのでは」と語るマーティ氏。まさに家ワインにぴったりな1本なのです。

紫貴あき JSA認定シニアワインアドバイザー/アカデミー・デュ・ヴァン講師。 大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。 記事一覧 / プロフィール
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