山形が生んだ国際品種の日本ワイン「高畠クラシック メルロー&カベルネ」

はじめに

赤ワインといえばカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー。どちらも世界を代表するブドウ品種であり、この2大品種を抜きに赤ワインは語れません。

フランスやチリ産のイメージが強い中、日本の主要なワイン産地でもこれらの品種でワイン造りをしていることをご存知でしょうか。国産の品種としてはマスカット・ベーリーAの注目度が高く、あまり知られていないかも知れません。

同じ品種を使っていてもフランス産とチリ産では風味が異なるように、ワインは土地の風土を反映するお酒です。日本ではどのようなワインに仕上がるのでしょうか。今回は、山形県産のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインをご紹介します。

ワインの紹介

高畠クラシック メルロー&カベルネ

赤ワイン(ミディアムボディ)

産地:日本、山形県

品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(山形県高畠町産)

年度:2013年

高畠ワイナリーは、ブドウ栽培の盛んな山形県高畠町のワイナリー。国産ワインの評判が高まるにつれ、全国でもその名を知られるようになりました。

盆地である高畠町周辺は田畑を囲むように山々が広がり、その斜面はところどころ白く光っています。光の正体はブドウ棚を覆うビニールシート。ブドウ産地ならではの光景です。ワインに使われているブドウは、どちらも高畠町で栽培されているもの。純国産のメルロー&カベルネにはどのような特徴があるのでしょうか。

外観・香り・味わいの特徴は?

まずは色の美しさに驚かされます。深いルビー色でありながら、透き通るほど澄み切っています。 グラスを回すとサラサラ揺れ、松の木肌の香りが立ちます。樽由来と思われますが、松や杉はカベルネ・ソーヴィニヨンに現れやすい香りでもあります。

味わいは、カシスの果実味・ザクロや赤スグリの酸味と渋味…一般的な表現ではこれらが当てはまります。しかし日本の山で育ったブドウだからでしょうか、真っ黒に熟した桑の実を口に含んだときのような野性味を感じました。輸入ワインでは味わったことのない感覚です。

液はサラッとしていてライトに思えますが、果実味・酸味・渋味それぞれの適度な存在感で物足りなさはありません。スマートな渋味が最後に引き締めてくれるため、まとまっている印象があります。

また、高畠ワイナリーのワインは裏ラベルにも注目です。樽香の度合いが樽マークで示されています。一部の商品に限りますが、このような表記は選ぶ際の参考になるのでうれしいですね。

国産メルロー&カベルネはどんな料理と合う?

「高畠クラシック」には、しっかり味付けされた魚料理が合います。たとえば蕎麦と一緒によく食べられるニシンの甘露煮は好相性です。ワインの自然な渋味がニシンのふくよかさを引き立てます。

ニシンの甘露煮をかけ蕎麦にのせた「ニシン蕎麦」はよく知られていますが、蕎麦の名産地でもある山形では、冷たい蕎麦のおかずとして食べられます。冷たい蕎麦は赤ワインとの相性も良く、この山形での食べ方をおすすめします。ニシンの甘露煮は真空パックのものを手軽に入手できます。ぜひお試し下さい。

まとめ

いかがでしたか? カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローのワインは山梨や長野でも造られています。日本酒や焼酎のように、様々な産地の国産ワインを居酒屋でも楽しむことができる時代が来るかもしれませんね。

もっと、主体的にワインを選びたい…。私は常々そう思っていますし、多くの人が同じ思いを抱いているのではないでしょうか。家飲みライフがより楽しくなるようなコラムをお届けしたいと思っています。

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