2016年2月のテイスティング


  1. 白ワインテイスティング
    Ayama Chenein Blanc
    アヤマ シュナンブラン

  2. 赤ワインテイスティング
    Chianti Classico Amore Ore
    キャンティ・クラシコ アモーレ・オーロ

なぜ南アフリカにシュナン・ブラン?


アメリカ、オーストラリア、チリのように、ワイン造りの歴史が比較的浅い国には、カベルネ・ソーヴィニヨンや、シャルドネといった知名度が高く、付加価値の高い品種が植わっています。そのような中、南アフリカでは栽培面積はシュナン・ブランが第一位となっています。このことは、いささか不思議に思われます。一体なぜでしょう?

理由は品種の個性と、南アフリカの気候に由来します。南アフリカは、ブドウの生育地としてはさほど緯度が高くなく、加えて地中海性気候ということもあり温暖気味なワイン産地です。そのような場所で白ブドウ育てると、完熟しすぎて、酸の低い、ぼやけた印象のワインが出来あがります。(白ワインは酸味が命なので、酸が低いと腰の抜けたようなワインになります)。

しかし、シュナン・ブランはもともと酸が高いブドウ品種なので、南アフリカのように、若干、温暖な場所に植えても、ワインの中に上質の酸が残ります。このような理由で、かの地の「顔」として長年愛されてきたのです。今回のワインでも、シャープな良い酸を見つけて、楽しんでください。

トスカーナ州は赤ワインの宝庫


イタリア、トスカーナはフィレンツェを包括する、地中海に面した三日月型をした州です。半島を脚に例えるなら、ちょうど膝の少し上あたりに位置します。

ワイン産地として、年間を通じて乾燥し、豊かな日照の恩恵を受けられることから、この州は赤ワインの銘醸地として有名です。

キアンティ、キアンティ・クラシコをはじめとした日常的に楽しめるものから、ブルネロッ・ディ・モンタルチーノといった祝い事や贈答に用いられる高級赤ワインもあります。

1970年代以降は、スーパー・トスカーナーといって、フランスのブドウ品種を使った、モダンな赤ワインが次々と誕生し、世界を驚かせました。産出されるワインの価格も並級から高級と幅が広いので、シーンに合わせて楽しめそうですね。

紫貴あき JSA認定シニアワインアドバイザー/アカデミー・デュ・ヴァン講師。 大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。 記事一覧 / プロフィール
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