牡蠣の美味しい季節です。生牡蠣にレモンを絞って食べたり鍋の具材にしたり、カキフライもいいですね。実はフランス人も牡蠣が大好きなんです。その土地の白ワインとともに、皆で殻を山盛りにして食べています。
牡蠣は低脂肪高タンパクの食品で、栄養素をバランス良く多量に含むため、「海のミルク」「海の完全食品」とも言われています。11月ごろから美味しくなり、最も味がよいのが2~4月...今がまさに旬ですね。 そんな牡蠣を使い、おもてなしにもぴったりの簡単料理を紹介しますね。
材料:2人分
牡蠣 6個
オリーブ油 大さじ1/2
玉ねぎ 1/4個
生姜(みじん切り) 大さじ1/2
えのき 1株
牛乳 100ml
白味噌 小さじ1
塩胡椒 適量
作り方
【1】牡蠣は3パーセントほどの塩水でよく洗い、ざるにあげて水けを切る。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
【2】えのきを3センチの長さに切る。
【3】厚手の鍋にオリーブ油を温め、玉ねぎと生姜を炒める。
【4】玉ねぎが透き通ってきたらえのきを加えて軽く炒め、牛乳を加えてひと煮立ちさせる。
【5】牡蠣を加え、沸騰後弱火で5分煮る。
【6】白味噌を溶き、塩胡椒で味を整える。
牡蠣を煮すぎないのがポイントです。 ところで「牡蠣にはシャブリ」というのが定説のようですが、その理由は...
【1】白ワインの殺菌効果が牡蠣の食中毒を防ぐ。
【2】酸味が牡蠣の旨みを引き立てる。
【3】シャブリの原料となる葡萄は、キンメリジャンという牡蠣の化石を含む石灰質の土壌で育つから。
科学的にはどうなのかな?というところですが、それぞれもっともな理由ではありますが、実際は、牡蠣のヨード香、ミネラル感、ミルキーな風味を引き立てるワインが相性いいようです。甘い香りのする白ワインや、少し甘口のタイプの物も合いますね。
また、口の中をリセットしてくれるという意味では、スパークリングワインも絶妙なマリアージュではないでしょうか。
今回ご紹介した牡蠣のミルク煮もスパークリングワインや白ワインに合わせてみて下さい。