【実験】何度も使えて溶けない氷?!アイスキューブでワインを冷やしたらどのくらいで冷える?

最近 “何度も使えて溶けない氷”として流行中の「アイスキューブ」をご存知ですか?冷凍庫で冷やしておいて飲み物に入れると、氷のように薄まることなく冷やすことができて便利なんですよ。

今回はプラスチック製とステンレス製のアイスキューブと、氷を入れたワインの温度変化を計測してみました。それぞれの冷え方の特徴など、まとめてみたので、参考にしてみてくださいね。

計測の条件

冷房を17℃に設定しても室内が24.6℃にしかならないという猛暑日に実験しました。

湿度は60%。ワイングラスには125ccずつ白ワインを入れ、「1:何も入れないグラス」「2:氷を入れたグラス」「3:プラスチック製アイスキューブを入れたグラス」「4:ステンレス製アイスキューブを入れたグラス」の4つで、2分ごとに温度を計測し、30分以降は5分ごとに計測しました。

使用したのはデジタル温度計。当初は一瞬で計測できるワイン専用の温度計(http://iewine.jp/article/3774)を使用しようとしましたが、赤外線センサーがアイスキューブ自体に触れると正しい温度が測れない可能性があったため、タニタのデジタル温度計を選びました。

温度が確定するまで時間を要することもあったので、その時間差も考慮して計測しています。また、途中で撮影のためライトを照らしており、その影響で温度が上昇することもありました。冷房に一番近い「何も入れないグラス」は、その影響で温度が少しずつ下がっていきました。

・チリの白ワインを使用

・ワインは室内保管していたもので、26.5℃からスタート

・グラスは4つ

・50分後まで計測

・クーラーやライトの影響もある環境

実験結果

写真左より1、2、3、4の順番です。
(1:何も入れないグラス/2:氷を入れたグラス/3:プラスチック製アイスキューブを入れたグラス/4:ステンレス製アイスキューブを入れたグラス」)

計測時間 1 2 3 4
0分 26.5℃ 26.5℃ 26.5℃ 26.5℃
2分 25.5℃ 3.3℃ 15.6℃ 13.0℃
4分 25.0℃ -0.2℃ 13.3℃ 15.5℃
6分 25.3℃ 0℃ 13.3℃ 15.5℃
8分 25.1℃ 1℃ 12.1℃ 15.6℃
10分 24.8℃ 1.1℃ 11.9℃ 15.8℃
12分 24.8℃ 0.8℃ 12.2℃ 15.9℃
14分 24.5℃ 1,3℃ 12.3℃ 16.1℃
16分 24.5℃ 2.0℃ 12.1℃ 16.1℃
18分 24.5℃ 1.8℃ 12.3℃ 16.1℃
20分 24.5℃ 2.3℃ 12.5℃ 16.5℃
22分 24.3℃ 2.1℃ 13.0℃ 17.0℃
24分 24.2℃ 2.6℃ 13.9℃ 17.5℃
26分 24.1℃ 2.3℃ 14.1℃ 17.6℃
28分 24.1℃  3.5℃ 14.5℃ 17.8℃ 
30分 24.0℃ 3.1℃ 15.0℃ 18.2℃ 
35分 24.0℃  4.3℃  15.7℃  18.7℃ 
40分 23.8℃  4.9℃ 15.3℃  19.1℃
45分 23.6℃  5.6℃  16.8℃  19.5℃ 
50分 23.6℃  7.5℃  17.3℃  19.8℃

実験結果を踏まえて

氷は4分で-0.2℃までワインを冷やすという驚異的な冷却力を見せ、プラスチック製キューブのピークは10分後の11.9℃、ステンレス製アイスキューブのピークは2分後の13℃という結果になりました。
早く冷やしたいなら氷が良いのでは……と思いそうですが、明らかにワインが薄まってしまいます。

ワインを炭酸水で割るスプリッツァーというカクテルがあるので、その“泡なしバージョン”として楽しむなら問題ありませんが、薄めたくないという人にとってはオススメできない冷却法です。
一方で、それぞれのキューブはワインが薄まることはなく、特にステンレス製アイスキューブは2分で13.5℃も冷やすという冷却力の高さを見せました。

プラスチック製アイスキューブは、冷却力こそアイスクーラーと変わりませんが、50分経ってもワインの温度が17.3℃までしか上昇せず、ステンレス製アイスキューブよりも高い保温力があることがわかりました。ワインから取り出してみると、プラスチック製アイスキューブの中は凍った部分が多く残っていることもわかりました。

結論

ステンレス製アイスキューブは冷却力という点については健闘しましたが、その重さと硬質なつくりから、ワイングラスが割れてしまうのではないかという心配が……。ただし、早く冷やす能力は高いため、すぐに冷やしたい!という人には気をつけて使用することを前提にオススメできそうです。

氷については、ワインが薄まってしまうこと、そして冷えすぎてしまうことから“泡なしスプリッツァー”として飲みたい人以外にはオススメしません。

個人的には保温力が比較的高く、見た目もキュートなプラスチック製アイスキューブが一番オススメです。ただしこれも、赤ワインを入れた場合は、タンニンが細かい溝に入り混んでしまったという声もあるようなので、自分のライフスタイルに合わせてワインの冷却方法を選ぶようにしてみてくださいね。

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お酒と書籍をこよなく愛すワイン好きなライターです。ワインの魅力にとりつかれ、知識を深め、ワインエキスパートの資格を取得。「ワイン=敷居が高い」という既成概念を壊していきつつ、一緒にワインの楽しさを探っていきましょう。

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