「ブルゴーニュの誇り」と称される名門メゾン!「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」の魅力を探る!

テロワールへの信念を守り続けている、ブルゴーニュを代表するワイナリー「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」。
ブルゴーニュに広く自社畑を有するだけでなく、アメリカきってのピノ・ノワールの銘醸地オレゴンにもワイナリーを所有する、世界中のワインファンから愛されている名門です。そんな、「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」を取り扱っているのが、ワインファンにはお馴染みの三国ワイン株式会社。

今回、同社の「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」の取り扱い15周年を記念して、営業部ブランドマネジメント課の杉野良輔さんに、ドルーアンの魅力をたっぷりと語っていただきました。ワインファン必見のインタビュー。ぜひ、ご覧ください。

Qメゾン・ジョゼフ・ドルーアンとは?

写真左:岩谷亮吾さん / 写真右:杉野良輔さん

「『メゾン・ジョゼフ・ドルーアン』は、フランスのブルゴーニュ地方で1880年に創業された家族経営による名門メゾンです。数ある大規模生産者において、今もなお家族経営が続けられている、貴重なメゾンのひとつです。現在は、4世代目の4人兄弟全員で運営されています。」

Q.メゾン・ジョゼフ・ドルーアンのワインの特徴を教えてください

「『エレガンスとバランス』を追求し、理想のワインを造り続けているところです。バランスとハーモニー、フィネス、そして個性が重なりあい、無尽蔵の楽しみを秘めているのが、『ジョゼフ・ドルーアン・スタイル』のワインです。

また、メゾンのロゴにも記載されているように、偉大なブルゴーニュのテロワールを反映した、エレガントな味わいをいかに表現するか、ということに心を砕いています。」

Q.オレゴンも同様ですか?

「『ジョゼフ・ドルーアン』は、オレゴンでもワイン造りを行っていますが、約30年前のファーストヴィンテージの醸造を始める際、先代のロベール・ドルーアンさんが従業員の手を止め皆に、“シャンボール・ミュジニー”を飲ませたというエピソードがあります。

“この地で、シャンボール・ミュジニーと同じワインを造るわけではないが、このようなエレガントなワインを造るんだ”と全員に伝え、オレゴンという当時は未開の地であっても、その地のテロワールを反映させた“ドルーアンが目指すワイン造り”を徹底させたのです。この信念こそが、ドルーアンのこだわりですね。」

Q.メゾン・ジョゼフ・ドルーアンが最も大切にしていることとは?

「流行にとらわれず、自分たちが良いと思うワインを提供し続けているところでしょうか。シャブリの畑をドルーアンが購入したのが約50年前なのですが、当時フィロキセラや第一次世界大戦などの影響で荒廃した土地であり、今のように注目される産地ではなかったんだそうです。しかし、“この場所は必ず素晴らしいワインが生まれる場所だ”と自らの判断を信じ、今ある38haの畑を当時購入しています。

周囲の意見ではなく、自分たちが本当に良いと思うワイン造りのスタイルを貫くことが、ドルーアンが最も大切にしているところだと思います。」

Q.メゾン・ジョゼフ・ドルーアンのブドウ栽培へのこだわりとは?

「ドルーアンは、テロワールの多様性を最大限に尊重するためには、あらゆる努力を惜しみません。3代目の頃は、農薬を使用したこともありましたが、4代目フィリップ氏が“バクテリアが死んでしまう畑では、テロワールは表現できない”と無農薬栽培に転換することを決意します。

1976年に無農薬栽培、1988年に有機農法、1997年からはビオディナミ農法へ段階的に転換させていき、2007年に80haの自社畑全てをビオディナミに転換させています。土地の個性を心から大切にする、ドルーアンらしい選択だと思っています。」

Q.メゾン・ジョゼフ・ドルーアンの醸造のこだわりとは? 

「特別なことをしてワインを造る、ということではなく、テロワールを反映したエレガントな味わいにすることを心掛けて醸造が行われています。例えば、新樽比率が20~30%と圧倒的に低いところも特徴のひとつではないでしょうか。しかも、樽材を購入した後、ドルーアン社で3年間雨ざらしにしてタンニンを全て流し落とし、樽メーカー『フランソワ・フレール社』へ戻し、樽を作っているほどです。

メゾンの品質にそぐわないと判断されたアペラシオンは販売しないなど、徹底した管理のもとでワイン造りが行われています。」

Q.なぜ、ここまで手広くワイン造りを行っているのでしょうか?

「ブルゴーニュには多様なアペラシオンがあり、それぞれに違った味わいを表現できるからこそ、多様なラインナップが揃えられています。もちろん、価格帯が広いことも関係しているでしょう。

ちなみに、オレゴンにピノ・ノワールとシャルドネで同価格帯のものが二本ずつあるのですが、その土地によって味わいが違う、ということがよく表現されています。一括りで扱われがちなオレゴンですが、そこでも土地の多様性を反映させたワインを造るところが、ドルーアンらしいと思えるポイントですね。」

Q.メゾン・ジョゼフ・ドルーアンのワインはお料理との相性が良いですね。

「エレガントかつバランスの取れた味わいはもちろん、酸も大切にしており、余韻が長く、料理とのペアリングが意識されています。フランスでも多くの星付きレストランで提供されており、有名レストランと歴史も長いことで知られています。

当初、ドルーアン社の『クロ・デ・ムーシュ ブラン』は、パリのマキシムのみで取り扱われておりましたが、その品質の高さから数年のうちに人気となり、他のレストランでも取り扱われるようになりました。」

Q.ドメーヌ・ドルーアン オレゴンについて教えてください。

「『ドメーヌ・ドルーアン オレゴン』は、1987年にオレゴンのウィラメットバレーに、ドルーアンが設立したワイナリーです。1979年10月、グルメ誌『ゴー・ミョー』(仏)がワイン・オリンピックを開催した際、当時無名の産地だったオレゴンワインが、ピノ・ノワール部門10位に入りました。

3代目のロベール・ドルーアン氏はこの結果に着目し、専門家を招いて再度ブラインドテイスティング会を開催します。

すると、『ジ・アイリー・ヴィンヤーズ オレゴン ピノ・ノワール』が、2位に。この結果を受けたロベール氏が“この地なら良いワインが造れる”と確信に至った、というエピソードがスタートになっています。」

Q.実際に現地に行き、決断されたのですか?

「実際、ロベール氏は現地へ赴いた時、緯度や雨量など、そこにはブルゴーニュと同じ風景が広がっていたと言います。その後、長女ヴェロニクが、ジ・アイリー・ヴィンヤーズで、1年研修した後、この地に1987年、ドメーヌ・ドルーアン オレゴンが設立されました。ちなみに、周囲の生産者との関係性も大変良好で、素晴らしいコミュニティが築かれているとのことです。」

Q.今、メゾン・ジョゼフ・ドルーアンが力を入れている取り組みとは?

「近年のブルゴーニュワインの価格上昇に伴い、ドルーアンは従来のオレゴンの畑に加え、2013年にオレゴンの『エオラ・アミティ・ヒルズ』の畑を購入しており、新たなレンジを造るなど、さらなるオレゴンワインの発展に力を入れています。

またブルゴーニュでは、プィィ・フィッセの近くにある、プィィ・ヴァンゼルの『シャトー・ヴァンゼル』の保有する畑のうち11haについては提携し、栽培管理から醸造の監督、指導を行い高品質なワインを造っています。さらに、ボージョレ地区にあるオスピス・ド・ベルヴィルとの提携で、クリュ・ボジョレの復興を目指すなど、幅広く取り組んでいます。」

Q.今後の目標についてお聞かせください。  

「シャブリに自社畑を購入したり、オレゴンへの先見の明を持っていたり、今もなおこの規模でありながら家族経営で運営されていたり、『メゾン・ジョゼフ・ドルーアン』は、素晴らしいメゾンです。三国ワインは、ドルーアンを取り扱い始めて今年で15年目。この功績に見合った認知、販売をこれからも努力して続けていきたいと思っています。」

まとめ

余談ですがドルーアンは、あの「ロマネコンティ」を取り扱っていたメゾンであり、同メゾンが所有していた「DRC」が近頃オークションに出された、という驚きのニュースがあり話題となりました。

さらに、ボージョレ・ヌーヴォーに関しても、誰もが知る有名生産者がワイナリーとしてカタチが無かった頃から瓶詰めを行い高級レストランに卸していたり、全日空の機内用ワインとして選ばれているなど、数々の偉業を成し遂げている、重要メゾンなのです。 

ブルゴーニュきっての家族経営の名門メゾン、「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」。
レストランはもちろん、ワインショップ、ネットショップなどで「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」のラベルを見かけたら、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

三国ワインがオススメする「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」2本

名門ドルーアン家の上質シャブリをスクリューキャップで!

ドメーヌ・ドルーアン・ヴォードン シャブリ(Maison Joseph Drouhin Chablis)

担当者コメント

「澄んだ、輝きのある外観。柑橘系、ミントやハーブなど、フレッシュな香りが特徴です。柑橘、洋ナシなどボリュームのある風味と心地よい苦み、ミネラル感。鍋料理をはじめ、塩気のあるお料理との相性が良いと思います。」

三国ワイン
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン シャブリ 750ml [フランス/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
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【お取り扱い店舗一覧】

・株式会社ドラジェ本店

・ビック.COM

・ひしゃく屋(柄杓屋)

ブルゴーニュの典型的スタイルとしてお手本となるピノ・ノワール

メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ラフォーレ ブルゴーニュ ピノ・ノワール(Maison Joseph Drouhin Laforet Bourgogne Pinot Noir)

担当者コメント

「輝きのあるルビー色の外観。チェリーやラズベリーなど、赤色系果実の香りが特徴です。ステンレスタンクと樽で熟成させたワインがブレンドされており、果実系のフレッシュさと樽由来の複雑性のバランス良い風味が楽しめます。ナッツやドライフルーツをはじめ、カツオの塩たたきなどとの相性も良好です。ブルゴーニュのピノ・ノワールが持つエレガントな味わいを、この価格帯から楽しめる万能ワインとなっています。

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・株式会社ドラジェ本店

・ビック.COM

・ひしゃく屋(柄杓屋)

杉野さん・岩谷さん、この度はお忙しいところ、「メゾン・ジョゼフ・ドルーアン」の魅力をたっぷり語って下さり、ありがとうございました!

三国ワイン公式サイトはこちら 

山梨県生まれの東京暮らし。フリーライター。音楽、ラジオ、ファッション、グルメなどさまざまなフィールドで活動中。甲州ワインに日常的に触れていたことで、知らぬ間にワイン通に…。ワインのちょっとした知識を小出しに紹介していきます。

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