1,000円台で味わえる!アウトドアにおすすめなイタリアワインをテイスティングしてみた

イタリアワインが飲み手の心を掴んで離さないのは、飲むたびに新しい発見があるからではないでしょうか。何より豊かなテロワールと多様なアイデンティティゆえに、フランスワインとは異なる魅力を発揮しています。

春夏秋冬を通じて楽しめるイタリアワインですが、今回はこれからのシーズン、特にアウトドアにぴったりなワインを見つけたのでご紹介します。そして最後に、アウトドアでのワインの楽しみ方にも触れてみたいと思います。

今回テイスティングする、オススメのイタリアワインはこちら


写真:紫貴あき(2016年ワインアドバイザー全国大会優勝/アカデミー・デュ・ヴァン講師)

ランブルスコ・デッレミリア・ロッソ・アマービレ (写真:左)

英字名:Lambrusco dell'Emilia Rosso Amabile

生産者:ドネリ社

ブドウ品種:ランブルスコ

格付:Emilia I.G.T.(I.G.P.)

ライトボディ/甘口

 

ランブルスコ・レッジャーノ・ビオ・アマービレ (写真:中央左)

英字名:Lambrusco Reggiano Bio Amabile

生産者:ドネリ社

ブドウ品種:ランブルスコ、ランチェッロッタ

格付:Reggiano D.O.C.(D.O.P.)

ライトボディ/甘口

 

ピノピノ・フリッツァンテ  (写真:中央右)

英字名:Pino Pino Frizzante

ブドウ品種:ピノ・ネーロ

格付:Provincia di Pavia I.G.T.(I.G.P.)

ライトボディ/辛口

 

ピノピノ・ロゼ・フリッツァンテ (写真:右)

英字名:Pino Pino Rosé Frizzante

ブドウ品種:ピノ・ネーロ

格付:Provincia di Pavia I.G.T.(I.G.P.)

ライトボディ/辛口

今回テイスティングを行うイタリア産のワインは、アウトドアで気軽に持って行きやすいソムリエナイフが不要のタイプです。では、早速4本テイスティングしてみましょう!

ピノ・ノワール100%で造られるフリッツァンテの白とロゼ!味わいと特徴は?

繊細かつしなやか、その優美さからワイン界のスター的存在の品種なのが“ピノ・ノワール”です。スティルワインはもちろん、ブルゴーニュの赤ワインやシャンパーニュといった高級スパークリングワインにも使われる品種で、今回ご紹介するPino Pinoは、ピノ・ノワール100%を原料としたイタリアのカジュアルな弱発泡性ワインのフリッツァンテです。弱発泡でスクリューキャップという部分もこのワインのポイント!保存や持ち運びに便利なのが有難いですね。

ラベルは女性イラストレーターのシモーナ・アミサーノ氏によって描かれました。このワインを飲んだ時の充足感にインスピレーションを受けて描いたのだとか。目にも美しい2本のボトル、いったいどのようなワインなのでしょうか。

黒ブドウで造られる白の弱発泡!ピノピノ・フリッツァンテ

白桃や青リンゴなど上品なフルーツ、ほのかに白いお花のような華やかさを楽しめます。細かな泡がふわりと口中を包みこみ、優しいアタックからはじまる味わい。生き生きとした酸は、冷やしてその良さが際立つタイプそのものです。

ワインの香りと方向性を合わせるならば桃を使った冷製パスタ。またボリュームを合わせるならば、鶏わさも良いでしょう。ソムリエナイフの心配のないスクリューキャップタイプだから、花火鑑賞にも最適。艶やかな浴衣にもラベルのブルーが映えそうです。

黒ブドウで造られるロゼの弱発泡!ピノピノ・ロゼ・フリッツァンテ

サクラ色とシュワシュワの泡。グラスに注いだ瞬間から至高の世界に誘われます。フランボワーズ、スミレのような華やかな香り。やさしい果実味を楽しむことができるチャーミングなワインです。普段なら野菜中心の料理にどんなワインを合わせるか戸惑うもの。しかしロゼなら心配ご無用。白でも赤でもないロゼワインは痒いところに手が届く便利なワインです。カポナータや冷やし中華など、複数の野菜が使われている料理にも、さらりと合わせられます。

ビーチで青い海と空、ロゼワインのコントラストを楽しむのも夏らしくてオススメです。
 

イタリアが誇る、赤のスパークリングの代表!ランブルスコの特徴とは?

ワイン好きならば、一度は飲んだことのある赤いスパークリングワイン。世界中いくつかの国で産出されていますが、もっとも有名なのがエミリア・ロマーニャ州で伝統的に造られている赤の微発泡ワイン「ランブルスコ」です。飲みやすい口当たりで、幅広い料理に合わせることができるカジュアルなワインのランブルスコは、多くの人々を魅了しています。

次にご紹介するドネリ社は、同州のモデナという街を本拠地とするF1フェラーリのオフィシャルサプライヤーを務め、地元に大きく貢献しています。

オーガニックの赤泡!ランブルスコ・レッジャーノ・ビオ・アマービレ

ドネリ社が造るランブルスコの中でもオーガニックで丁寧に造られています。ゆらりとやさしく泡が立ち上がります。ダークチェリーにシナモン・リコリスのようなスイートスパイスの香り。デリケートな甘さが特徴的で、何杯飲んでも飲み疲れしません。

 

ジャージャー麺の甘辛い肉味噌に合わせるのも、鰻の蒲焼と合わせてエネルギーチャージもオススメです。鉄板焼きはもちろんBBQでも気軽に楽しめそうです。 

ランブルスコの缶ワイン!ランブルスコ・デッレミリア・ロッソ・アマービレ

同社が造るカジュアルタイプのランブルスコ。近頃スーパーやコンビニでも缶ワインを販売していますが、ランブルスコの缶ワインはとても珍しいですね。

先のランブルスコより赤チェリーの印象が強く、果実味がはっきりしています。軽量で持ち運びにも便利なので、ピクニックやスポーツ観戦などのアクティブ派に重宝されそう。

もちろん、ほっと一息つきたいひとりの夜「プチご褒美ワイン」にもピッタリです。やさしい甘さが疲れた体を癒してくれるでしょう。

200mlの飲みきりサイズなのでプレッシャーもなく気軽に飲めるのが◎。すぐに冷やすことができるのも嬉しいですね。グラスに移して飲めば香りの豊かさを、缶ごとゴクリと飲めば泡の刺激を楽しめます。相性の良い料理は、タンドリーチキンや夏カレー。スパイシーさに甘さを合わせるのがオススメです。

アウトドアでワインを楽しむための秘訣とは?

最後にBBQやビーチ、アウトドアでワインを楽しむための3つのコツを伝授します。このポイントを知っていれば100倍ワインが美味しく飲めること間違いなし!

ポイント1:ワインを冷やすための道具を用意する

スパークリングを抜栓するときには、しっかりとワインを冷やす必要があります。冷えが甘ければ瓶内の気体が膨張して大惨事になりかねません。バケツでもいいですし、折り畳み式の簡易アイスクーラーも販売されていますので、うまく利用してみてください。

ポイント2:グラスに少し気を遣ってみる

山や海など自宅から遠く離れた場所で、一脚3,000円以上の高級グラスを使って飲むのはスリリングです。かといって、紙コップで飲むのも残念なものです。

そんな時に持っていると便利なのが、プラスチック製のチューリップ型をした簡易グラスです。グラスがほんの少しだけでもすぼまっていると香りがより複雑に感じられるので、ワインそのものが持っているポテンシャルを楽しむことができます。もちろん缶入りのドネリ社のランブルスコならば、そのまま飲んで美味しいので、グラスに気を遣わなくていいのでお手軽ですね!

ポイント3:周囲に少し配慮して飲む

外でアルコールを摂取すると、解放感に満ち溢れて大きな声を出してしまったり、ついつい大胆になっていまいがちですが、周囲への心配りができれば、きっと愛されるワインラバーになれそうですね。

撮影にご協力いただいた店舗

 

CA'MONTE(カ・モンテ)

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビルB1F

TEL:03-5466-4535

営業時間:月~金 10:00~20:00、土日祝11:00~18:00

定休日:年末年始

J.S.A.認定シニアソムリエ/International A.S.I. Sommelier Diploma(国際ソムリエ協会認定ソムリエ)/WSET ®Diploma/WSET ®Recommended Tutor/Internal Assessor/米国ワインエデュケータ協会認定CWE/2008年 「オーストリアワイン大使」コンテスト優勝/2010年 WSET®「The Wine Australia Scholarship Award」/2016年 第10回J.S.A.ワインアドバイザー全国選手権大会 優勝/アカデミー・デュ・ヴァン講師
大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。

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