ボロネーゼソースのラザニア

2016年3月のワイン飯レシピは、東京・渋谷駅の側にある「Bistro Ku Hanare」さんにお願いしました。

「Bistro Ku Hanare」はカジュアルなスタイルのフランス・イタリア料理が楽しめる、知る人ぞ知る隠れ家的なビストロです。ドラマの撮影場所としても取り上げられているので、知っている方も多くいらっしゃると思います。

是非、皆さんに行っていただきたいお店です。

さて、今回お届けする赤ワイン「ル・ムートン・ノワール・ジロンド・アン」は、メルローが主体の荒々しさを感じる重めのワインです。

そんな赤ワインに合わせて開発されたレシピが「シナモンを効かせたボロネーゼソースのラザニア」です。ワインがメルロー主体なので土っぽさを感じます。この土っぽさにじゃがいもが合うようです。また、スパイシーなニュアンスもあったので、ナツメグを効かせたお肉のミートソースを使って、ラザニアに仕立ててみました。

材料:4人分

ラザニア 2枚

とろけるチーズ 3枚

 

ボロネーゼソース

牛豚合挽肉 300g(超粗挽きがよい)

人参 60g

玉ねぎ 100g

セロリ 40g

赤ワイン 150cc

トマト缶 80g

砂糖 7g

塩 4g

シナモンパウダー 3g

ナツメグ 3g

ガーリックパウダー 1g

水 100cc

オリーブオイル 少々

 

マッシュポテト

ジャガイモ 200g

牛乳 50cc

塩 3つまみ

胡椒 2つまみ

作り方

【1】セロリ、人参、玉ねぎをみじん切り(もしくはフードプロセッサーにかける)にして油で炒める。

【2】挽肉に塩を加え、軽く焦げ目が付くまで炒める。出てきた油は捨てる。

【3】【1】と【2】を合わせ、トマト缶、赤ワイン、水、砂糖、塩、シナモンパウダー、ガーリックパウダー、ナツメグを合わせ、焦げ付かないように弱火で30分ほど煮込む (煮詰まらないように注意する)。味をみながら好みで砂糖、塩、スパイスを調整する。(出来れば一晩寝かせると味が落ち着いて美味しさ倍増!)

【4】煮込んでいる間にマッシュポテトを作りラザニアを茹でる。

【5】ジャガイモを箸が通るくらいの柔らかさに茹で、マッシャーで潰す。牛乳を沸かし、塩・胡椒を加えたものをジャガイモに加えよく混ぜる。

【6】グラタン皿の底にオリーブオイルを塗ってからマッシュポテト、ボロネーゼソース、ラザニア、チーズの順番に重ねて320℃で8分くらい。焦げ目が付くくらいに焼く。

挽肉はお肉の食感を楽しんで欲しいので、粗挽きを使ってほしいとの事でした。細かいと肉っぽさが少ないので、赤ワインに合わせるためには、肉っぽさが大事になるので、超粗挽きがおすすめだそうです。

また、一晩寝かせたボロネーゼで作ったラザニアと食べ比べを行いましたが、一晩置くだけでここまで味が変わるのか!?というほど、味が全体に馴染んで非常にバランス良くなっていました。これはカレーや肉じゃが等にみられる「味の成分がなじむ」原理と同じそうです。

実はハンバーグも焼く前に10分ほど置くだけで全然味が変わるとおっしゃってました。

ぜひ作る際は、一晩寝かせたボロネーゼソースを使って作ってみて下さい。

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