女性による、女性の視点を活かした、女性ならではの判断基準によってワイン評価を行うワインコンペティション『“SAKURA” Japan Women's Wine Awards 』(通称:サクラアワード)。
先日、私もこの審査会に参加させていただきましたので、今日はサクラアワードについてご紹介したいと思います。
審査員は全員女性
今年で3回目を迎えるサクラアワードは、女性審査員による国際的なワインの審査会です。
日本を含め、世界各地から沢山のワインがエントリーされ、ソムリエ、ワイン醸造家、ワイン講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、流通・ワインショップの担当者など、ワイン業界で働く女性達が、ブラインドテイスティング方式で審査を行います。
よって、選ばれるワインは日本の女性の嗜好、日本の家庭料理との相性を反映しており、コストパフォーマンスが高いと評判です。
受賞ワイン
今年の審査は、1月下旬から5日間にかけて、約380名の審査員が3543本のエントリーワインをティスティングするかたちで行われました。
そして、2月14日のバレンタインデーに、サクラアワードのホームページにて、181アイテムのダブルゴールド賞の他、ゴールド賞、シルバー賞など、約1500本弱の受賞ワインが発表されました。さらに、3月には、その受賞ワインの中からダイヤモンドトロフィーや特別賞が選ばれます。
特別賞の中には、和食との相性を考慮したベストワイン賞があり、寿司や天ぷら、焼き鳥、また、韓国料理や中華料理などと相性が良いと評価されたワインも公表されます。
日本のワイン市場は女性が牽引している?
日本国内で最もワインが購入されているのはスーパーマーケットであり、そのスーパーマーケットでワインを買うのは大半が女性と言われています。
自宅で料理をするのも圧倒的に女性の方が多いでしょう。サクラアワードの審査員も同じ立場の女性ですから、選ばれるワインは必然的に家庭料理との相性も良いのだと思います。サクラアワードの主旨のひとつに、「日本の食卓に合うワインを探し出すお手伝いをすること」とあるのも納得です。
今後は、デパートやスーパー、ワインショップ、ネット通販会社などで、サクラアワード受賞ワインの特集が組まれたり、受賞ワインに桜の花びらをモチーフにしたメダルシールやタグを付けて販売するお店も多くなるはずですので、家ワイン派の皆さんには、是非ワインを買う時の参考にしていただけたらと思います。