ボルドーワインの祭典!ワインを楽しみながら走るメドックマラソンとは?

出典:bordeaux-tourisme.com

つい先日も東京マラソンが開催され話題になっていましたが、ワインの銘醸地であるボルドー・メドック地区では給水所でワインなどが振舞われるというメドックマラソンがブドウ収穫時期の直前である毎年9月に開催されているそうです。

ランナーは仮装をしてお祭り騒ぎに

ボルドー・メドック地区と言えばフランスの西側にあり大西洋に流れ込むジロンド河の左岸に位置しています。5大シャトーのうち4つがある地区で、格付けシャトーの数々が点在しているワイン好きの聖地として有名です。

そんな土地に42.195kmのコースが設けられ仮装をした10,000人弱のランナーが参加します。

給水所で振舞われるのは赤ワインやそれにぴったりのチーズやハム、フォアグラ、ステーキ、そしてアルカション湾産の牡蠣など。朝はこの地の名産のお菓子であるカヌレも振舞われるのだとか。参加者は完走を目指してセーブしつつも、ついつい青空の下を走りながら飲む美味しいワインに酔っ払ってしまうんだそうです。

もちろんランナーとして参加しなくても地区全体がお祭り状態になっているため、あちこちで音楽が演奏がされテイスティングができるコーナーがあったりと観客として訪れても楽しめるようです。

優勝者には体重と同じ量のワインが

優勝者には何と自分の体重と同じ量のボルドーの高級ワインが贈呈されるそうです。2015年の優勝者は5連覇中のThierry Guibaultさんで2時間28分台という本気レベルの記録を打ち出しています。

優勝できなくても完走者にはワインとメダルがもれなくもらえるそうなので嬉しいですよね。

2015年のコースを見てみると、5大シャトーのうちシャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・ラフィット・ロートシルトの名前がありスーパーセカンドと呼ばれる2級シャトーをはじめとする格付けシャトーの数々、そしてその他ワイン好きなら間違いなく聞いたことがあるサン・テステフ、ポイヤック、サン・ジュリアンに位置するシャトーの名前がずらり。

日本からのツアーも数多く催行されているので、特にボルドーのワインが大好きだという人は参加したら一生の思い出になること間違いなしですね。

メドックマラソン公式サイト

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お酒と書籍をこよなく愛すワイン好きなライターです。ワインの魅力にとりつかれ、知識を深め、ワインエキスパートの資格を取得。「ワイン=敷居が高い」という既成概念を壊していきつつ、一緒にワインの楽しさを探っていきましょう。

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