2016年4月のワイン飯レシピは、東京・中目黒駅徒歩5分、駅から少し離れた路地裏の小さなビルの3階にある飲み食い処「のひのひ」さんにお願いしました。
店内は、厨房を挟んだカウンターが中心のこじんまりとした空間に、どこか家庭の温かさを感じてしまいました。旬の野菜と素材の味を活かした、優しくて味わい深い料理が楽しめるお店です。
本当に素敵なお店で、プライベートでも行ってみたくなりました。
さて、今回お届けするロゼワイン「ドール マルベック&シラー ロゼ 2014」は、マルベックとシラーをブレンドした軽やかなワインです。フィニッシュにえぐみを感じます。
今回、このロゼワインに合わせて開発されたレシピが「たけのことスナップえんどうの白味噌和え」です。ワインに感じるえぐみと春の味に代表されるえぐみを合わせて、ロゼワインの後味に感じた甘みから、京味噌を使ってシンプルに合わせてみました。
材料:2人分
たけのこ 小2本
スナップえんどう 7、8本
京味噌 大さじ2
酢 小さじ2
練り辛子 小さじ1/2
ぬか ひとつかみ(もしくは米)
※ダシ 大さじ1
作り方
【1】たけのこは先端部分を斜めにカットし、胴の部分にも切れ目を入れて、ぬか(もしくは米)をひとつかみ入れて2時間ほど茹でる。
※市販されている、茹でられたたけのこを使用しても構いません。
【2】スナップえんどうの筋をとり、茹でる。
【3】京味噌と酢と練り辛子を混ぜる。
【4】たけのこの皮をむいてクシ型切りにする。
【5】たけのことスナップえんどうを【3】で和える。
京味噌は白味噌とは全然違うため、普通の白味噌を使う場合は、塩分が強いので、量を控えめにして、砂糖で調整して下さい。
ワイン飯でここまで「和」なレシピは初めてかもしれません。食材から春も感じることができますし、季節にピッタリのレシピが出来あがりました。
食べてみると、京味噌の砂糖にはない上品な甘みと旨みが、ロゼワインとよく合います。
また、食材も少なく非常にシンプルなので、手軽に作れるところも○。このマリアージュはぜひとも皆さんに味わっていただきたい逸品です。