2016年4月のワイン飯レシピは、東京・中目黒駅徒歩5分、駅から少し離れた路地裏の小さなビルの3階にある飲み食い処「のひのひ」さんにお願いしました。
店内は、厨房を挟んだカウンターが中心のこじんまりとした空間に、どこか家庭の温かさを感じてしまいました。旬の野菜と素材の味を活かした、優しくて味わい深い料理が楽しめるお店です。
本当に素敵なお店で、プライベートでも行ってみたくなりました。
さて、今回お届けする赤ワイン「アルファ ロワール ロシュ ド フウ トゥーレーヌ ルージュ」は、ガメ種を主体とした非常にフルーティーなワインです。
今回の赤ワインに合わせて開発されたレシピは「鰹と明日葉のフライ」です。軽やかでフルーティーな赤ワインでしたが、後口に少し胡椒っぽいニュアンスを感じたので、肉というよりは、魚の赤身を使った方が合いそうなので、旬な鰹を使ってみました。
材料
鰹 150g
明日葉 1/3束
おろししょうが 小さじ1/4
醤油 小さじ1
パン粉 50g
小麦粉 適量
卵 1個
塩 適量
粉山椒 適量
酒 小さじ1
作り方
【1】鰹は一口サイズに切って、醤油と酒としょうがで漬けにする。
【2】明日葉はざく切りにする。
【3】パン粉はフードプロセッサーで粉砕する。※フードプロセッサーがなければすり鉢で代用可能。
【4】明日葉は片面にだけサッと衣をつけて揚げる。
【5】鰹はまんべんなく衣をつけて揚げる。
【6】塩と粉山椒を混ぜたら、【4】と【5】に振りかける。
薄い衣はサクサクと軽く、鰹はホロホロと柔らかくてジューシーで、上品なフライに仕上がっています。漬けにした鰹を衣で閉じ込めて揚げているので、新鮮さがそのまま衣の中に閉じ込められているので、美味しいはずです。
そして、明日葉の苦味はワインと絶妙にマッチしていて、箸が止まりませんでした。これはワインと合わせるのもいいですが、ご飯との相性も抜群です。夜ごはんに塩で食べる鰹のフライ….品がありますね。
ロゼワインのレシピ同様、非常にシンプルな食材で簡単に作れてしまうので、ぜひ作ってみて下さい。