ワインに合う大人のジャム「イチゴのコンフィチュール」

店頭に色々な種類のイチゴが並んでいますね。あまおう、さがほのか、とちおとめ、紅ほっぺ・・色々な種類が並び迷ってしまうほどです。今が一番イチゴが美味しく、お値段もリーズナブルな時期です。露地ものだと5月頃まで楽しめます。

シャンパンにイチゴ、素敵なマリアージュです。私が印象に残っているのは映画「プリティ・ウーマン」です。シャンパンにイチゴをすすめられた娼婦役のジュリア・ロバーツが「なぜイチゴ?」と聞くと、富豪役のリチャード・ギアが「シャンパンを引き立てるから」というセリフ、今でも心に残っています。

イチゴのほのかな酸味や、甘味、フルーティーな味とシャンパンが口の中で出会うと幸せを感じます。イチゴはおつまみにできる生フルーツかと思います。

砂糖と煮てコンフィチュールにすると味わいも変わって違う感じのおつまみになったり楽しめます。私はシャンパンでなくても、スパークリングワインや白ワイン、ロゼ、マスカット・ベーリーA等の赤にも合わせて楽しんでます。

イチゴの盛り付けアレンジ

切らなくそのまま、ヘタの緑をアクセントに活かして自然な感じに盛り付けても素敵です。

材料:作りやすい分量

イチゴ 200~300g程

グラニュー糖 イチゴの総分量の20%

※グラニュー糖は甘すぎずイチゴの酸味や香りも引き立てる分量、ワインにも合わせやすい甘さです。また、酸味の強いイチゴなら少し砂糖分量を増やしても構いません。上白糖よりグラニュー糖を使用したほうが、すっきりとした味わいに、ワインとの相性も良くなります。

作り方

【1】イチゴは洗って水気をふき、ヘタとヘタ近くの固い部分を取り除く。グラニュー糖分量を出す為に計量する。大きいイチゴは4等分、小さいものは2等分に切る。

【2】ホーローかステンレス等の鍋にイチゴを入れ、イチゴの分量の20%のグラニュー糖を入れ混ぜ15分程おく。※ほんのりイチゴから水分がでる程度。

【3】中火にかけ煮立ったら弱火にしアクを取り除き、イチゴの粒が少し残りトロ~リとするまで煮る。冷めてから冷蔵庫に。3~4日楽しめます。

クリームチーズにかけると素敵なワインに合うおつまみになります。

イチゴは5~6粒食べるだけでビタミンC一日分が摂取できるほどビタミンCが豊富に含まれてます。ヘタをとって洗うとビタミンCが流れでてしまうので、ヘタをつけて洗ってそのまま食べるのが良いです。

お酒を飲むとアルコール分解を助ける為にビタミンCの消費も多くなるので、イチゴはお酒のおつまみにオススメなんです。調理しないでそのまま出しても絵になり、テーブルも華やかになります。美肌効果、食物繊維やペクチンも豊富で整腸作用もあります。 今が旬のイチゴ、家ワインのおつまみで楽しんでください。

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料理研究家。東京世田谷で少人数料理教室サロン・ド・ルージュを主宰。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、利き酒師、栄養士。身近な旬の食材で家庭でも作りやすい料理を提案。 お酒全般好きで、ワインも大好き。 得意料理は家にある食材でササっと作るお酒のおつまみ。 家に人が集まる機会が多く、家ワインとおつまみで楽しんでます。

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