フランスの夏の風物詩とも言われるロゼワインは、淡いバラ色のような外観に香しい甘い香り、そして、深みのある味わいで、世界各国で人気のあるワインのひとつです。
近年、日本においてもロゼワインの美味しさが再認識されはじめ、多くの飲食店のワインリストにロゼワインが加えられるようになりました。その流れの中、この日本でも最高品質のロゼワインが造られています。それが山梨県のワイナリー、中央葡萄酒から発売されている「グレイスロゼ」です。
中央葡萄酒といえば、イギリスのワイン雑誌「Decanter」が主催する「Decanter World Wine Awards」にて、「キュベ三澤 明野甲州2013」が日本ワイン初の金賞を受賞したことでも知られる、日本が誇る名門ワイナリーです。そんな中央葡萄酒が造るロゼワインとは一体どんなものなのでしょうか。
今回、山梨県北杜市明野にある中央葡萄酒の三澤農場にお伺いし、営業部の柿嶋さんにグレイスロゼについてお話を伺いました。
日照時間が日本一
ワイン造りの根幹でもあるブドウ作りに徹底してこだわる姿勢が素晴らしく、素晴らしいワインが生まれる秘訣なのだと、この風景を前に改めて感じました。
グレイスロゼに使われるブドウ
こだわり抜いた環境で育てられた高品質なブドウが惜しげも無く使われている、グレイスロゼ。しかし、こだわりはブドウ選びに終らず、その後の醸造方法にも一切の手抜きはありません。
「シャトー・シモーヌ」のロゼと出会い
楽な方へ、便利な方へ…と、流れ行く現代において、手間を惜しまずに造り上げられるグレイスロゼ。しかし、何故ここまで品質の高いロゼワインを生み出そうと思ったのでしょうか。
現行ヴィンテージであるグレイスロゼ2015に使用されている品種の構成は、メルロ49%、カベルネソーヴィニヨン23%、カベルネフラン20%、プティヴェルド8%。
飲み口はソフトで、酸味はエレガント、果実の甘みが仄かに感じられるスッキリとした辛口に仕上がり、ヨーロッパ系特有の厚みもしっかりと感じられる洗練されたロゼワインです。
まとめ
これからの季節、日本は暑い夏を迎えます。実はグレイスロゼはそうめんとの相性が抜群に良いんです。少し食欲が無い時などはそうめんをはじめとした、さっぱりとした和食が食べたくなるものですが、そこにグレイスロゼを合わせることで、疲れていても食事を楽しむことができるんです。
暑い、暑い日本の夏。そこにグレイスロゼと美味しい食事があれば、きっと幸せでしょう。柿嶋さんのお話を聞いているだけで、とても楽しい気分になれるのもロゼワインの持つ不思議な魅力なのかもしれません。
醸造家をはじめ、ワイナリー全ての人々の熱い思いが詰まったグレイスロゼは芸術品ともいうべき逸品です。心から感動する日本のロゼワインがここにあるので、ぜひ機会があれば飲んでみて下さい。